ア○と雪の女○ ページ15
ダンブルドアが杖をヒョイと動かすと、金色の文字が流れ出た。
「みな自分の好きなメロディーで。では、さん、し、はい！」
『ホグワーツ ホグワーツ ホグホグ ワツワツ ホグワーツ♪』
シエルとハリーは耳を塞いだ。
ロンとハーマイオニーは顔をしかめた。
ネビルは失神した。
シエルは杖を一振りしてネビルを蘇生呪文で起こし、自分とハリーとネビルに
耳塞ぎ魔法をかけた。
「あぁ、音楽とは何にも勝る魔法じゃ。」
ダンブルドアは号泣しながら呟いた。
「さぁ諸君、就寝就寝！かけ足！」
鶴の一声で監督生は自分の寮の後輩たちを先導し始めた。
パーシーもその内の1人だ。
大広間を出て大理石の階段を上がると、廊下のつきあたりに力士の様に太った婦人の
肖像画があった。
「合言葉は？」
「カプート ドラコニス。」
パーシーが唱えると肖像画がパッと開き、その後ろに穴があるのが見える。
みんなその穴をはい登ったが、ネビルだけはシエルに上昇呪文をかけてもらわないと
登れなかった。
女子寮は男子寮と別れ、らせん階段を登ると、シエルは自分の部屋を見つけた。
ルームメイトはハーマイオニーにラベンダー、バーパティだ。
「私たち、これからよろしくね。」
「えぇ、よろしく。」
ラベンダーとバーパティが言った。
「私こそよろしくね。」
「よろしゅうたのんます〜。」
「何それ腹立つわ。」
辛辣なハーマイオニー。
「えっ… 」
「まぁまぁ、明日から授業もあるし、もう寝ましょ。」
ラベンダーの一言で4人は就寝した。
「どこ？あのそっくりな2人？」
「あれよ、あれ！生き残った男の子と女の子！」
翌朝、ハリーとシエルが朝食を食べに大広間へ行くと、好奇の目にさらされた。
「……… 」
黙って赤くなるハリー。
すると突然…
『うぎゃあぁぁぁぁぁ！！！』
複数の生徒が叫びだした。
「冷たい、冷たい！」
1人の男子生徒がローブを脱ぐと、シャツがカチンコチンに凍っていた。
「何事です！」
わらわらと集まってくる人をかき分け、マグゴナガル教授がやって来た。
周囲の注目がマグゴナガル教授に集まっている隙をついて、シエルはハリーを
引っ張って連れ出した。
「シエル、シエル！今のって…！」
「うん、つい。気を悪くした？」
「…ううん、ありがとう。僕を気遣ってくれたんでしょ？」
「ならよかった。どういたしまして。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 50人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スタートゥインクルプリキュア☆ - コメントありがとうございます！初めていただいたのでとても嬉しいです！これからも投稿頑張るので応援よろしくお願いします。 (2020年9月13日 17時) (
レス) id: 78f0d52032 (このIDを非表示/違反報告)
きゃーぽん(プロフ) - 面白いです！これからも頑張ってください (2020年9月13日 12時) (レス) id: 0aee990b2e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：スタートゥインクルプリキュア☆ | 作成日時：2020年8月22日 17時
