魔法にも勝るという音楽とは ページ14
シエルは口笛を鳴らし、自分とハリーの皿にご馳走を山ほど盛りだした。
「ちょ、ちょっと待ってシエル！僕、こんなに食べられないよ。」
「そう？少食だね、ハリーは。大丈夫、私が食べるから。」
結果、シエルは皿に盛った食べ物を全部食べてしまったのだから、あらびっくり。
「やぁやぁ、みなさん。ご機嫌いかがかな？」
ロンが取ろうとしたチキンの皿からぬっと出て来たのは、サー・ニコラスこと
ゴーストのほとんど首なしニックだ。
「グリフィンドール新入生の諸君。今年こそ寮対抗優勝カップを獲得出来る様に
頑張っていただきたい。何と言っても、グリフィンドールはスリザリンに6年連続で
負けているのですからね！」
シエルは彼の言葉を全く聞いちゃいなかった。
なぜかって、テーブルの上にずらりとデザートが並んだからだ。
ありとあらゆる味のアイスクリーム、アップルパイ、糖蜜パイ、エクレア、ドーナツ、
いちごにゼリー…
シエルはチョコレートにキャラメル 、カフェモカ、ミルク、レモン、ラズベリーに
ナッツのアイスクリームと糖蜜パイ3つを皿によそった。
シエルの食いっぷりにハーマイオニーは目をひん剥いていた。
「信じられないわ。どうしてこんなに食べているのにそんなに細いのかしら。」
「鍛えてるからね。」
シエルは軽く受け流した。
「イタッ！」
突如ハリーが叫んだ。
「どうしたの、ハリー？」
「な、何でもない。」
「隠し事しないで、ハリー。私たち、兄妹でしょ。」
「ごめん、シエル。ただ、傷が傷んだだけなんだ。」
「……… 」
ハリーの傷が傷んだ際、ハリーがどんな行動をしていたか詳しく知る為に、
申し訳ないと思いつつシエルはハリーに開心術を使った。
すると覗けたのはクィレル教授と会話するスネイプ教授。
「……… 」
クィレル教授。
そういえば、漏れ鍋で握手をした際もハリーは傷が傷んだと言っていた。
あいつ、何かある…
シエルは1人、ハリーの行く先を案じた。
「エヘン____ 」
ダンブルドアが立ち上がる。
「みな、腹いっぱいになったじゃろう。ここで、いくつかお知らせがある。
敷地内にある、禁じられた森には近づいてはならん。それから、とても
痛い死に方をしたくない人は、4階の右側の廊下にも入ってはならん。では、
寝る前に校歌を歌おう！」
最後のダンブルドアの掛け声に、教授たちがエネル顔になったのを、シエルは
見逃さなかった。
と言うか、見逃し様がなかった。
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スタートゥインクルプリキュア☆ - コメントありがとうございます！初めていただいたのでとても嬉しいです！これからも投稿頑張るので応援よろしくお願いします。 (2020年9月13日 17時) (
レス) id: 78f0d52032 (このIDを非表示/違反報告)
きゃーぽん(プロフ) - 面白いです！これからも頑張ってください (2020年9月13日 12時) (レス) id: 0aee990b2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スタートゥインクルプリキュア☆ | 作成日時：2020年8月22日 17時
