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男が気絶してしまい、これどうすんの。え?これどうすんの?と顔に出さず頭の中でパニックになっていると、程なくしてコネシマ氏とシャオニキが部屋に飛び込んできた。
「大丈夫、か、…おおう、なんやこの状況」
「これ…全部Aがやったんか?」
シャオニキの疑うような視線が痛い。
いたたまれない気持ちもあるが、目の前で気絶しいる男を二人に軽く投げるように渡す。
はああああああ。自分、さっきまでのテンション可笑しかったと今さら恥じだわ。
「こいつがテロを指揮して、計画を引き受けたんだと。狙いは、うちの姫さんとそっちの総統様だったみたい。後はそちらで聞き出してもらえればいいと思いますよ」
「またどこいくねん!?」
「この辺の敵を潰してきます。そろそろ姫様の安否もちゃんと確認したいしですし、これ以上好き勝手されるの嫌ですから。お二人はどうしますか?」
「どうしますって……まあ、」
敵はボコボコにすんわな。
そう言った二人の顔をとても楽しそうに見えた。
流石は我々国の戦闘員。内ゲバ上等といったところかな。チワワとポメラニアンのくせにな。
白目を向いている男を引きずって、よっしゃいくぞー!と、進んでいく二人を後ろから眺めながら、思ったよりも自分が楽しんでいるのに気づいてしまった。
私、サイコパスなんかな…。
カチン、と拳銃のを再度持ち直して、二人の後を追った。
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メイリサ(プロフ) - ずっと探していた私得のクロスオーバー!すごく面白いです!読むのが楽しくて一気読みしてしまいました!更新頑張ってください!! (2018年4月10日 19時) (レス) id: 4df597eda5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しいさん | 作成日時:2017年7月16日 23時