【wrwrd!】【MSSP】元一般人と軍人と傭兵 (ページ17)

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「よっしゃああああああ！！」
「おら死ねやああああああ！！」

地獄や。そうにしか見えない。
水を得た魚のように、シャオニキとコネシマ氏が次々と敵を潰していく。
見ていて思ったが、コネシマ氏の剣とシャオニキの弓がなかなか良いコンビネーションを作っていた。

「うお！っびっくりしたわ！シャオロンちゃんと敵狙えや！」
「うるさいわ！お前の攻撃こっちに当たりそうで怖いねん！」

目を離すとと内ゲバ発展しそうになるが。
相手を罵り合いながら進む二人を見ながら、こちらを狙ってくる相手を仕留める。
銃で応戦しながら二人に気を取られている敵の頭を蹴り上げ、二人目を小太刀で突く。

振り向くと、コネシマ氏が驚いた顔をしていた。

「お前ゾムみたいやな…」
「は？」
「それ俺も思った！なんか動きが、こう…絶対殺すマンみたいやん」
「絶対殺すマンて……」

おいお前ら、失礼にもほどがあるぞ。
味方最大の脅威と似ていると言われると、なんか複雑だし

「撃ってくるなら反撃するし、潰すけど」
「ほらあ！やっぱりゾムやん」
「脅威がここにもおるぞｗｗｗｗ」
「脅威じゃないって。君ら二人に怪我してほしくないないから頑張ってんの」

怪我なんてされたらなんか疑われそうだし…そう思っていると、シャオニキが両手で口を覆っている。なぜ？
コネシマ氏を見ると胸の辺りを手を当てている。だからなんで。

「あかん、言われたことない言葉にキたわ…」
「俺もや…」

二人してしみじみ言われしまったが、どこでしみじみ思われたのか分からん。
ふいに、さっきの戦闘で中身が出てしまっている物が目に入って。
これ、

「二人とも」
「何々？」
「なんや？」
「これ、」

二人に、箱から出てくきた物を見せる。
黒く、配線が何本も繋がってるこれは、

「爆弾…」
「爆弾やな」
「爆弾にしか見えへんな」
「これ、全部…」

部屋を見渡すと、１０は超える数の箱が山積みされている。
今ここで爆発させるものではなくても、これをどこかで使われたりしたら、被害は想像を絶するものだろう。

ふと思った。
この爆弾が、今日おひいさんがいた場所に合って、爆発に巻き込まれていたらと。

すぅ、と頭が冷えていく感覚がした。