清潔感のあるブスは私です【灰谷蘭】 (ページ4)

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灰谷蘭

そう書かれている、メールが私の携帯の画面に表示されている

「マジだ」

…本当に何だったんだ…そして灰谷蘭が出て行った後鬼の形相で先生が入ってきた

先生曰く、灰谷蘭という男は六本木で有名な不良らしく、私と同い年で双子で、兄の方らしい…

「(アイツ双子なんだ…)」

あんな奴がもう一人…思わず身震いした

それより、アイツは何目的で私とメアドを交換したのか…本当は消したいよ

「(学校バレてるし、消したら、私を殴るためだけに学校に来たりしないかな…)」

そういえば、私が下校しているこの時間帯に最近不良を多く見る

あんなとこや、こんなとこにも…

そして、私の目の前にも…

「あれ？Aじゃん？さっきぶり～」

「…兄ちゃん」

私の目の前には灰谷蘭と派手な凄い髪の子が、鉄パイプで不良をぼこぼこにしていた

「マジか…」

「うん、マジ」

「…」

いや、情報量が多すぎる

…とりあえず私はUターンした

「あっ、逃げた」

そして、走った

というより、逃げた

デブだって、全力疾走で走れば、速いんだ

だが、すぐ横に揺れ動く三つ編みが見えた

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