清潔感のあるブスは私です【灰谷蘭】 (ページ3)

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灰谷視点

「ふははは！！お前ビビりすぎ！」

小山は猫のように飛び上がった

「いや、ビビるでしょ…普通…」

「ふはははっ！」

俺の笑い声が静かな教室に響き渡るのがよく分かった。あぁ～、おもしれぇ

だって、こんなリアクション初めてだもん。大体の女は俺と恋人繋ぎしたら、それだけで顔が熱くなるし

「(まあ、初対面だしな)」

目の前にいるこの女、小山はデブだ
そして、ブスだ

だが、

「(めっっっっちゃ、タイプ)」

とてつもなく、好みだった

別にブス専デブ専では無い。だけど、とても愛おしく見える…俺今矛盾しまくっている

今まで、猫かぶっていたが…内心

「(くっっそ、可愛くないか？は？殴るぞ？？字綺麗、姿勢がいい、髪サラサラ、手綺麗、肌きれい、良い匂いする…は？すきだが？？) 」

本当はサツに追われてて、ちょうど良かったから竜胆とこのこの学校の中に入ったが…良いもん見つけたぜ

「じゃあ、俺出てくわ」

「えっ」

そう言って俺は立ち上がった

「あと、これ俺のメアド♪」

「じゃあな、Aちゃん」

本当に良いもん見つけた

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