Episode.２３ ページ26
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＿＿やっぱり、早く帰ってきて良かった。
中也は、心の底からそう思った。
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太宰「中也。大人しくAちゃんを渡すんだ。私の方が、彼女をより上手く愛することができる」
口の血を手で拭いながら、太宰は中也を睨む。
中也「…それは無理だ。Aはもう、完全に俺のモノになったんだから」
そう云って、中也は私の肩をグイ、と引き寄せた。
中也「A…俺達はもう、相思相愛だよなァ？？」
『えっ…と、』
なんて、答えればいいんだ。
太宰「…こうしていてもキリがないから、今日の処は引こう。…あぁ、諦めた訳じゃないからね？」
戸惑う私を救うかのように、太宰はそう云い放って部屋の出口へと向かう。
出口の目の前で、太宰は立ち止まった。
太宰「あぁそうそう、Aちゃんの唇、奪っておいたからね？」
＿＿なんてこと、中也にバラすんだ。
私がそう思ったのを嘲笑うかのように、更に太宰は中也を挑発させるようなことを云った。
太宰「私のキス、良かったでしょ？…Aちゃん、可愛い顔してたもんねぇ？」
ニタァ、と嫌な笑みをする太宰。
バタン、という音と共に扉が閉まる。
中也「……オイ、A？今のどういう意味だ？」
真っ暗な瞳で、私を見つめる中也。
『…ち、違うの中也…あれは、』
そんな私の言葉なんて、聞こえてもいなかった。
中也は私を床へ押し倒す。
床に頭を打ち付け、激痛が走った。
中也「なんで、あいつとキスなんてした？手前、俺のモノになるって云ったよな？」
『だ、だから違うの中也…あれは、本当に無理矢理やられて』
中也「無理矢理？ならなんで抵抗しなかった？
俺のキスより太宰のキスの方が良かったのか？
なんで俺以外の奴に可愛い顔なんて見せるんだ？」
徐々に声色が恐ろしくなっていく中也。
『可愛い顔なんて、見せてないっ…』
中也「言い訳なんて、聞きたかねェんだよ」
…もう、こうなった中也に変に抵抗したら、火に油を注ぐだけだ。
『中也、もう絶対に、貴方以外の人とは関わらないって誓う、だから……』
中也「許して、……とでも云うのか？俺がそう簡単に、手前を許す訳ねェだろ』
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＿＿悪い子には、お仕置きが必要だなァ？
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ann✩ - え？神？好き（言葉出らん） (2022年9月14日 16時) (
レス) @page40 id: 6a7e843e24 (このIDを非表示/違反報告)
ミィ - うわぁぁぁぁぁ！（言葉が出てこない） (2020年9月28日 21時) (レス) id: 3a19cdf441 (このIDを非表示/違反報告)
じゃがりこ(プロフ) - たまかけごはんさん» ぇぇぇぇありがとうございます！！嬉しすぎてなんかもうやばいです(語彙力の欠片もない) (2018年9月19日 0時) (レス) id: 9bae2d0ebf (このIDを非表示/違反報告)
たまかけごはん(プロフ) - なんか、もう最後のオチ...がぁああのそのなんといいますかatftその、badなのかhappyendなのか分からないのがもうなんか...ほんと今までの読み物の中で一番面白かったです！（はい、まじで。）個人的にはなんかもうhappyendです(^q^)←こいつ (2018年8月24日 4時) (レス) id: 509dd3d992 (このIDを非表示/違反報告)
じゃがりこ(プロフ) - ヨアナさん» こんな作品読んでくれる貴方も好きです〜！！w (2018年6月9日 20時) (レス) id: 9bae2d0ebf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゃがりこ | 作成日時：2018年3月21日 21時
