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第十話 ページ12

「なンだい、怪我人はなしかい?つまんないねェ」
倒れている敦を見ながら言うのは、ミディアムくらいの黒髪に
金色の蝶の髪飾りを着けた女性。“与謝野晶子”だ。
「僕には及ばないけど!やるようになったじゃないか中原!」
はっはっはと高笑いをするのは、黄土色の探偵のような帽子を被り、
両目を細める青年(?)。“江戸川乱歩”だ。
「でもどうします?そのヒト、自覚なかったんですよね?」
敦を指差しながら言うのは、向日葵のような鮮やかな黄色の髪に
麦わら帽子を身に付けた少年。“宮沢賢治”だ。

「どうする、中原?一応、区の災害指定猛獣だぞ」
「ンー……」
手帳をパラパラ捲りながら、中原に問う国木田。
中原は手を組み、頭を回転させて考える。


ふと、敦の言葉が中原の脳内に再生された。
『こんな奴、どこで野垂れ死んだって___
 いやいっそ、喰われて死んだほうが____』
あの時の敦の表情が鮮明に浮かび上がる。


「……よし、決めた」
中原は何かを決心したように、皆を見る。
「…うちの社員にするぜ!」
キラキラと輝く笑顔で中原が言い放した。
「………」

「はあああああっ!?」
怒声が、夜の横浜に響いた。


__これが事の始まり。

怪奇ひしめくこの街で、変人揃いの探偵社で
これより始まる怪奇譚。
これが先触れ 前兆し___

中島敦_能力名『月下獣』の誕生である。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お待たせしましたいやまじでごめんなさい。
アイデアは浮かばないはテストあるわで
更新サボってました…。
次回も結構待ってください…←

ここまで読んでいただきありがとうございます!

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設定タグ:文スト , 中原中也 , 武装探偵社   
作品ジャンル:アニメ
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街うさ - ちゅや推しなのでこのお話大好きです!ポツィとお気に入りしときます! (2019年12月25日 2時) (レス) id: 163054ed53 (このIDを非表示/違反報告)
さばのみそにかん(プロフ) - いっちゃんさん» お褒めのお言葉、ありがとうございます!ご期待に答えられるよう頑張ります! (2019年12月14日 21時) (レス) id: 18d83fcc83 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん - 面白い!私こういう作品は好きです!更新楽しみにしています!! (2019年12月1日 2時) (レス) id: b69b77c746 (このIDを非表示/違反報告)
さばのみそにかん(プロフ) - 銀桜さん» 相互フォローしました!これからよろしくお願いします! (2019年11月26日 20時) (レス) id: 18d83fcc83 (このIDを非表示/違反報告)
さばのみそにかん(プロフ) - 二次オタコミュ障さん» か、神ですかっ!?そう言っていただき光栄です!ご期待に答えられるようがんばります!コメントありがとうございます! (2019年11月26日 20時) (レス) id: 18d83fcc83 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さばのみそにかん | 作成日時:2019年6月17日 19時

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