嫌よ嫌よも好きのうち。-Ki- ［2］

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北山「おっは〜」









次の日、

電車に乗ると、元気に挨拶してくれた北山宏光。









A「おはよ。

元気そうだね。

よかった」









北山「おっ、Aにしては素直だな笑」









A「私はいつも素直ですー」









北山「俺がいなくて寂しかった？」









A「は？


朝からウザいんだけど。」









北山「やっぱ冷てぇのな笑




つかさ、昨日なんで既読無視したんだよ笑」









あ…そうだった。





北山宏光のLINE、既読無視したんだった。









北山「既読無視したけど、


Aって、優しいんだな。意外と。」









A「意外と、は余計ですー」









北山「だって、いっつも冷たいし。



俺はAが普通の人間だとわかって

嬉しかったけどな」









A「は？

ちょっと待って。


私が普通の人間じゃないと思ってたの？



最低。」









北山「だって、冷たさは

日本一だろ？


いや、世界一か笑」









ムカつく………！！！！！









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A「ホントウザい！！！」









こんな人、“北山くん”

なんて呼ぶ必要ない！！





北山だ！北山！！









このクソ北山が！！！









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