あなたの意地悪は心地がいい。(Fuma.K)① (ページ25)

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25.日帰り旅行当日ページ25

わー
景色すごーーーーぃ

あれ、待って
観覧車ってこんな・・・・・

『菊池君、観覧車ってこんなにも高くなるの？？』

菊池「なに？お前、びびってんの？」

『ビビってません！』

なにさ！
人をバカにするようなその顔！

『わっ！！！！！！』

菊池君が急に立ち上がり
その拍子で観覧車が揺れた

菊池「ふっ」

『ちょっと、そんなことはやめてよ！』

菊池「あれ？ビビってないんだよね？じゃあよくね？」

なんだこいつーーーーーーーーーーーーーー！

すっごーーーーーーーーーーーく腹立つ！

私はもう色々涙目

『菊池君お願いだから動かないで。。。』

菊池「そうそう、はじめから素直にそう言っておけばいいものを」

やっぱりやなやつ！！！

『今度絶対に仕返ししてやる』

菊池「あはは、お前のおかげで観覧車が楽しいよ」

そんなこんなで観覧車が、終わりに近づいてきた

菊池「ほら！もう終わりに近いんだし、そんな体中に力入れるなよ！」

そう言って菊池くんは
私の隣にすわって
私の頭をぽんぽんしてきた

なんか急に心臓がばくばくだ！
わたし、こんなにも高いところ苦手だっけ？？
それとも、このドキドキは

菊池「アホヅラすんなよ！」

とクスクス
笑っている！

なにさ！
自分は余裕だからって！

なんだか今日の私の心臓は休むことを知らないらしい