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退院祝いから2週間くらい経ったある昼間


その日は健ちゃんと2人で買い物をしていた


「 ねぇ、まだ? 」


健「 ちょい待ち 」


「 … あと、どれくらいかかるの? 」


健「 もうちょい 」


「 長いって 」


健「 うっさいわ!黙って待っとき! 」


健ちゃんは今、釣り具を真剣に選んでる

ルアー?1つ選ぶのに何十分かかってんの


その時携帯の着信音が鳴った



「 はい、もしもし 」


臣「 もしもし、俺だけど 」


「 え? 」


臣「 だから俺だって 」


「 あの、オレオレ詐欺なら切りますよ? 」


臣「 登坂ですけど! 」


「 知ってる(笑) 」


臣「 だったら最初っから返答しろよ 」


「 へへっ、ごめーん。で、用件はなに? 」


臣「 そうだ。今日の夜空いてる? 」


「 空いてるけど、なんで? 」


臣「 俺ん家に皆来るらしいんだけど、Aも来るか? 」


「 皆ってリリア達? 」


臣「 そうそう。あ、でも2人知らない奴来る 」


「 臣の知り合い? 」


臣「 俺とかリリア達も知ってる奴。
1人はちょっと変わってるけど気にすんな 」


「 うん!今日行くね! 」


臣「 おっけ。俺ん家知らねぇよな? 」


「 分かんない 」


臣「 じゃあ、夜迎えに行っから 」


「 分かった!待ってるね 」


" ブツン "



健「 よっしゃ!親父さんこれください 」


店主「 あいよ、まいどあり! 」


「 やっと終わった? 」


健「 おう!お嬢は誰と話してたん? 」


「 臣だよ、今夜皆集まるから来ないか?って 」


健「 行くんか? 」


「 うん!健ちゃんも行くよね? 」


健「 俺は遠慮しとくわ 」


「 え!なんで?用事でもあるの? 」


健「 、せやねん!見逃せんテレビあってな! 」


「 そっか。じゃあ、しょうがないね 」


健「 しゃーなしやな。ほら、服買うんやろ? 」


「 買う! 」


その後は私の買い物にたっーーぷり付き合ってもらって帰路についた

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作者名:優人 | 作成日時:2017年8月10日 1時

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