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リビングへ行くとニヤニヤしながらリリアが見つめてくる
天音はというと臣と談笑していて
健ちゃんはリリアと料理を運んでいた
私も早速料理運びを手伝い、直人さんは談笑の輪に入っていった
リ「 なに、もう仲直りしたの〜? 」
「 うん! 」
リ「 はっや〜!秒じゃん(笑) 」
健「 お二人さん、口動かしとらんと手動かし 」
「 はーい 」
料理が全部運び終わって、テーブルを皆で囲む
天「 美味しそーう! 」
臣「 まじで豪勢だな 」
片「 さすが健ちゃん 」
健「 お嬢の退院祝いやから腕によりをかけて作りましたからね!冷めんうちに食べましょ! 」
バイキングみたいな形でテーブルいっぱいにお皿が並べられてる
「 いっただきまーす 」
リ「 めっちゃおいしい! 」
口々に 美味しい という言葉が聞こえる
健ちゃんが嬉しそうで私も嬉しい!
そう思っていたら、ソファの左隣に座ってる直人さんに話しかけられた
片「 Aちゃんは何を作ったの? 」
「 私はスパゲッティを 」
片「 どれどれ、お味見させてもらいましょう 」
立ち上がりスパゲッティをお皿に取った
片「 Aちゃんもいる? 」
「 あ、はい 」
片「 取ってあげるよ、お皿貸して 」
「 じゃあ、お願いします 」
まだおかずの残ってるお皿を渡して、丁寧に盛り付けてくれた
片「 じゃあ、いただくね 」
緊張しながら直人さんが食べるところを見る
片「 ん!美味しい! 」
「 ほんとですか! 」
片「 味付けも丁度いいし、塩加減もいい! 」
「 良かったー 」
片「 麺も硬すぎずやわらかすぎず美味しいよ 」
「 ありがとうございます! 」
すごく嬉しかった!
健ちゃんがいつも料理を褒められてるのは見てたけど、褒められるってこんな感じなんだね
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作者名:優人 | 作成日時:2017年8月10日 1時