perfect world 2

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設計図やら他の資料が置いてあるのはもちろん自宅な訳で。


いややとテンション駄々下がりな俺にしょうがないなぁの優しい章大の声。


「 取り敢えず、先ご飯食べよっか」


「はぁ、帰りたくない … 」


「仕事やねんから頑張ろうなぁ。そや、明日は？終わってからまたこっち帰ってきたらいいやん」

「ええん？」

「ええに決まってるし」

「 あ、モチベーション上がった！」

「そら良かったー」


単純やけどそうなるよっ。


あー 、早く章大と一緒に暮らしたい。

うっかり言ってしまいそうになるけど、我慢我慢。



帰ったら楽なようにとお風呂入ってちょっとだけゆっくりしていちゃいちゃして、


「また明日な」


時間やからとそう言って玄関先で見送ってくれた章大にキスした。


「いってらっしゃい」

「いってきます」


寂しいけど、笑みが零れる。


このやり取りが毎日出来るようにがんばろう。

がんばれるっ。


大通りに出てタクシーを拾うと、ちょうどマルからラインがきた。


自動車展示会の準備で今は神奈川にいると言う。

錦戸が会いにくるかも知れへんって章大に伝えた事を言ったら、
大阪帰ったらお前と会って話したいからまた連絡するわと返事がきた。


会う？

わざわざなんでやろうって気になる。


けど、今は目先の事が重要で。

そうわかっていてもふとした瞬間に眠気がやってきて、自宅に着くまでと目を閉じる。


着いたら章大に電話しよ。


離れているのが寂しい。

すぐに会いたくなる。

好き過ぎてしょうがない。



俺の中はいつでも章大でいっぱいなん。

それが嬉しくて温かい。

章大もおんなじ気持ちやったらええのにな。



そんなん思いながら、いつの間にか眠ってしまっていた。


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