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後ろに倒れて目の端に映った章大を見ると目が合って、
「 … 気持ちかった?」
「めっちゃくちゃ良かった … っ。なぁ、もしかして飲んだ ?」
こくりと頷く章大にがばりと起き上がる俺。
「飲んだらあかんやんっ!そんなん汚い っ」
「汚くないよ。だって、忠義のやし」
「うわぁ、もぉっ!」
ぎゅっと章大を抱き締める。
何この可愛い存在。
可愛い過ぎてたまらんくなる。
「俺も章大の舐めたいっ」
うなじにキス。
「いやや。やってまだシャワー浴びてないもん」
「浴びたらええん?やったら早よお風呂行こう?」
「ふふ 、じゃあ待っててくれる?寝といてもいいから」
「待つ!もし寝てしもても起こしてな? 」
けど、宣言通りやっぱ俺は寝てしもて、
優しい章大は俺を起こすことはしなかった。
だけど、
朝起きたら俺の腕の中で眠っていて。
愛しいその寝顔をずっと眺めていたら章大が目を覚ました。
「 … はよ 」
微笑んで俺の胸元に顔を擦り寄せる。
「 おはよ」
おでこにキスして、
「よく寝れた?」
「ん、おかげさまで」
「朝ご飯作るからもうちょい寝ててもいいで? って、わっ !」
起き上がろうとする章大を掴まえて、昨日の続きをしようと組み敷く。
「昨夜、お風呂でした?」
「 … してない 」
「じゃ、今してもいい?」
「 あかんよ、朝ご飯作れへんやん」
「朝ご飯は章大やもん」
首筋に唇を這わせて、昨日付けたキスマークに上書きをする。
「 もぉ … 、遅刻するで?」
「 あっ … ほんまや。仕事やった っ」
「ほら、いってらっしゃいするから早よ起きてご飯食べよ?」
うーって、唸りながらベッドから出る。
「 また今夜なぁ?」
いじける俺に章大が笑って頬にキスをくれる。
「おかえりって言いたいから、頑張って働いて早よ帰ってきてな」
「 うん。わかった … 」
「じゃ、顔洗ってき」
「 はーい !」
やっぱ、俺ってゲンキン。
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chugi(プロフ) - mayufujiyoutomoさん» いつもありがとうございます^ ^ 遅筆なのが申し訳ないのですが、待っていて下さる人の有り難みがひしひしと伝わっております。あったかいv まだまだ続きますのでまたお越し下さい(*^^*) (2020年4月2日 20時) (レス) id: f4059ec95f (このIDを非表示/違反報告)
mayufujiyoutomo(プロフ) - 更新楽しみにしてました。これから先どんな展開なのか・・・ドキドキワクワクします。 (2020年4月2日 0時) (レス) id: e94c7fe551 (このIDを非表示/違反報告)
chugi(プロフ) - みさん» くらやすさんの好き好きがお伝え出来たのであればムフフv でございます^ ^ もうすぐ別展開が起こりますので暫しお待ちを! (2020年3月11日 7時) (レス) id: f4059ec95f (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - はわわわ、2人のやり取りがほんとにきゅんきゅんきます!!! (2020年3月11日 3時) (レス) id: ac9357cec1 (このIDを非表示/違反報告)
chugi(プロフ) - みさん» リアルでも倉安さんくらやす過ぎて幸せですよね^ ^ ありがとうございますv まだまだ盛り上がっていきましょーv! (2020年2月20日 7時) (レス) id: f4059ec95f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:chugi | 作成日時:2019年10月27日 11時