perfect world 2

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寂しくなるけど、大丈夫！ やなんて、どの口が言うたんやろ。

全然、大丈夫ちゃうやん。


「 … ごめん 」

「 え 、なんで ？」

「 やっぱ俺疲れてるみたいやから寝るなぁ。寝てリセットしたら元通りの俺になってると思うし … 」

「 おん … 。おやすみな 」

「 おやすみ 」

と、言ったもののなかなか電話が切れへんくて。

「 章 大から切ってよ」

そんな俺に苦笑する章 大。

「 たぁが寝るまで切らんよ。だからもうベッドに入りな」

俺もそうするし って、きゅんとくる。

言われた通りベッドに入って、枕元にスマホを置いて。

「 … 一緒に寝てるみたいで良くない？」

ふわりと笑う章 大 。
まるですぐ隣りにいるようで心地良い。不思議な感覚。

「 すき。めっちゃ好き … しょーた 。ありがとうな 」

「ふふ 、なに？改まってそんなん言われたら照れるわ 」

ゲンキンなもので、睡魔が訪れてくる。


「 忠義 、おやすみな 」

俺もめっちゃ好きやで。


穏やかな章 大の声を聞きながら、夢の中へ吸い込まれて行った。




朝目覚めると通話は切れていて、
俺が眠るの見届けてくれたんやなぁ、
愛されてるわぁってひとりニヤニヤしながら章 大におはようのラインを入れた。

そしたらすぐさま既読が付いて、電話がかかって来た。

「おはよう。昨夜はありがとうな」

「 おはよう。すっきりした声で安心したわぁ」

「 うん。おかげさまでよう寝れましたー」

「おん。今日も一日がんばろうな」

じゃあ、今から行って来るねと言う章 大にいってらっしゃいと返す。

よし。

俺も頑張ろう。


今日もセミナーの日。

せめて章 大がいないこの期間に受けれるだけ受けて、帰ってきた時には一緒にいられるようにしときたいから。

早く資格を取って、俺と居ることで章 大が安心出来る様にならんなあかん。

── そして、一緒に暮らせたら。


目標があるってすごいよなぁと思う。

断然やる気が出るし、何より章 大の喜ぶ顔を想像するだけで急く自分。

忙しいけど、充実している。


章 大を想えばなんだって出来る気がする。



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