perfect world 2

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幸せな日々が続く。


章 大と付き合うようになって、世界はこんなにも明るくて温かい。




「おはよう」

週末は章 大の家にお泊りするのが当たり前になってきている。


「… ん、おはよー」

眠気まなこの章 大の髪を撫でて、おでこにちゅってキスを落とす。


「まだ眠たい？今から朝ごはん作るからもうちょい寝ててもいいで？」


昨夜は章 大の帰りの方が遅くてお疲れモードやったしって、
だけど、先にベッドから抜け出す俺の手を引き止めるのは章 大の手で、


「どした？」

「… 俺も起きるー」

欠伸しながらそんなん言う章 大の腕を引っ張って体を起こしてあげる。


章 大にしたら上体を起こすくらい慣れた動作やけど、わざわざ俺が手を掛けるのは甘やかせたいから。

体を起こす反動で腕の中に収まる章 大をぎゅうって抱き締めるのが心地良いねん。


て、我ながら下心まる出しやねんけど。

案の定、章 大の体をぎゅうって抱き締めて、項に唇を寄せて章 大のあったかさとか匂いを堪能する。


「ふふ、こそばいって」

笑う章 大の腕が俺の背中に回って、抱き締め合う。


気持ちいい。

んーって、伸びをするネコみたいな章 大の頰にキスをして、唇にも。

おでこをくっ付けて、起きよっかて互いに微笑んだ。



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「今日はゆっくり家で過ごして、明日出掛けような」


朝食を済ませ、2人でのんびりソファに座って、インテリアの資料を眺めてた章 大が ええけど、どこ行くん？って小首を傾げる。


「動物園行こう！俺、お弁当作るしっ」

「え、ほんま？ めっちゃ楽しみ！」


ふはっ、章 大のテンション上がったっ。


「リクエストあるー？」

「あるある！卵焼きとタコさんウインナー！」

「タコ？」

「おん。赤いのがいいなぁ」


タコさんウインナーなら赤いのやろっ？ て、どんだけかわいいの？


「んふ、わかった。他のおかずはあとで考えるとして、卵焼きは甘いのがいい？」

「忠義の作るのはどんなん？」

「俺の味付け …てゆーより、大倉家は塩と旨味調味料を合わせたやつやねん。さっぱりしてて食べやすいよ？」

「じゃ、大倉家の味で。ごはんに合いそうやね」

「うん。ごはんは白米をおにぎりにして海苔も持って行こう。
そうなると、ちょっとは買い出しに行こうかな」


「じゃあ、俺車出すなー」

「ほな、頼むわぁ」



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