アソビゴコロ３【川村壱馬】

嫌がらせ？ ページ46

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翔｢いやぁ〜、初めて壱馬のことかっこいいって思ったわ！｣


北｢最後の壱馬の目、完全に殺し屋だったよね。あははっ！はぁ〜、だめだ。俺のツボだぁ｣


壱｢…お前らずっと笑ってんの見えてたからな｣






壱馬先輩の爆弾発言の後
何事も無かったかのように
わたしをそばに置きながら
生徒会長の挨拶をした

内容なんて全然頭に入ってこなくて
そのまま生徒総会は終わり
壱馬先輩に連れられて
今は生徒会室にいた

生徒会室に連れてこられてから
すぐに吉野先輩と岩谷先輩も来て
さっきの壱馬先輩のとんでもない行動について話してる






北｢すごかったな、みんなの反応｣


翔｢ほんま！泣いとる子おったで｣


壱｢へぇ｣


翔｢でもこれできゅまちゃんも安心して過ごせるな｣


北｢嫌がらせもなくなるね｣


『…嫌がらせ？』


壱｢おい、ばか…っ｣






壱馬先輩が吉野先輩に飛びつく勢いで口を手で塞いだ

その様子をただ見てたら
壱馬先輩がバツが悪そうにわたしを見てきた






壱｢A、今のはちが…｣


『嫌がらせ…ってなんの事ですか？』


壱｢…は？｣


北｢もごっ｣


翔｢え？｣






単なる疑問を口にしただけなのに
3人揃って驚きの声をあげた

…吉野先輩は塞がれてるからよく分からなかったけど






壱｢…ばかでよかった｣


『…え？』


翔｢これがきゅまちゃんのええとこやん！｣


『ん…？』


北｢ぷはっ、これなら壱馬と一緒にいても平気だよ｣


『あの、どういうこと…』


翔｢ええやんええやん。それより学校認定のカップルになったなぁ〜！｣






はぐらかされた感がすごいけど
さっきのこと思い出して一気に顔が熱くなった

…嬉しかった
壱馬先輩がちゃんと自分の口で言ってくれて

今でも思っちゃう時があるから
まだ夢見てるんじゃないかって






北｢いいなぁ、きゅまちゃんが彼女なんて｣






…あ、

そういえばわたし
前に吉野先輩に こ…、告白 されてたんだ

あの時は壱馬先輩のことで
いっぱいいっぱいで
お返事という返事をしてなかった

でっ、でも…
この状況になったら、さすがに吉野先輩でも
わたしが壱馬先輩しかだめなんだってこと…分かってくれるよね？






壱｢北人…、お前まだAのこと諦めてねぇの？渡さねぇって言ってんじゃん｣


北｢まだも何も、きゅまちゃんのこと好きになったことなんてないよ？｣






………あ、れれ？




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