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ミ「ねぇ、佐野のブログかわいすぎない?」


『うーん…』


ミ「はぁ〜、ワールドツアー行きたかったなぁ〜。こんなにバイトしてるのにお金貯まんないよ」


『そうだねぇ…』


ミ「ねぇ、ちょっと聞いてる?」






賑わう食堂でミユと2人でランチ。




ハッと意識が戻ってきた時にはミユの顔がドアップであった。


ごめん!と言って慌てて離れる。






ミ「また龍友くんのお悩み?」


『今までで最大の悩み…』


ミ「聞かせなさい」






食い気味のミユに全部話しながら

一旦自分の中で整理させた。






ミ「龍友くんやってくれるな…」


『もう訳わかんなくない?心折れそう…』


ミ「A、わたしはね、Aには幸せになって欲しい」


『ミユ…?』


ミ「だからね、龍友くんのことは諦めた方がいいと思う」


『やっぱり…そうかな、』


ミ「あと、余計なお世話かもしれないけど龍友くんのこと完全に忘れて周り見てごらん」


『周り?』


ミ「Aのこと思ってくれてる人、近くにいるかもよ」






近く、に…。


頭から龍友くんを忘れさせるなんてできるかな。

ずっとずっと好きだった。



龍友くんがいるから何でも頑張れたし

龍友くんがいるから幸せって思えた。






『ミユ、ありがと…』


ミ「もう龍友くん罪深いわ。大人の余裕ってこわいね〜」


『あんなにかっこいいもん、そりゃ…』


ミ「でも佐野は絶対そんなことできないよ」


『確かに…笑』






そろそろ3限が始まるからって

食器片付けて次の教室に移動し始めた時。






周「A〜」


『あ、おはよ。2限いた?』


周「ううん、寝坊。さっき起きたばっか」


『単位落とすよ』


周「俺はそんなミスはしませーん」


ミ「周平、よく聞いて。Aはついさっき龍友くんを卒業すると決めました」


周「え!?まじ!?」


『うん、そろそろ潮時かなぁ…って』


周「まっ、ままままじか。へぇ〜、やっと自分の身の程知ったか」


『うるさいなぁ…』






もう、ミユったら何で周平に言うかな。


めんどくさいことになるのに。






周「次は俺に恋してみる?」


『…どうしたの』


周「うっせぇなぁ。どうなの」


『冗談言わないで、早く行かないとミユに置いてかれちゃう』


周「冗談じゃないって言ったら?」






周平の顔見たらすごく真剣な顔してた。


急に周平が男の人に見えてきて

話はぐらかしてミユを追いかけた。




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なかむらー(プロフ) - この小説大好きです!!ε=ヾ(*~▽~)ノ龍友くんカッコいいですよね…(〃▽〃)出来ればなんですが、ミユちゃんと玲於の話も読みたいです!!お願いします(*^^*) (2017年10月25日 13時) (携帯から) (レス) id: c55153cb3e (このIDを非表示/違反報告)
りんか(プロフ) - このお話に登場した ミユさんと玲於くんのお話も見てみたいな…なんて読みながら思ってしまいました笑やっぱり れもんさんのお話ダイスキです (2017年8月17日 12時) (レス) id: 248cb8d3b5 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜 - 私、このお話大好きです!できたら、続き読みたかったなぁ〜。なんて思ってます。 (2017年8月13日 18時) (レス) id: 9c6d73e990 (このIDを非表示/違反報告)
赤髪蓮(プロフ) - 私も2回目のひるなかで寝ちゃって友達に怒られましたw (2017年6月30日 20時) (レス) id: 6d39cb2fd3 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - SHiZUKAさん» いいお話が思い浮かんだら龍友くんのお話書くつもりです!その時はまたよろしくお願いします(*^^*) (2017年5月25日 0時) (レス) id: 67ec8e2b72 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れもん | 作成日時:2017年4月29日 15時

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