コンテスト ページ20
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壱｢…｣
すごい、あれ、なんか…びっくりしてる？
言葉を発しない壱馬先輩とは対照的に
吉野先輩と岩谷先輩は気さくに日向さんに話しかけてる
壱馬先輩の様子が気になって
近づいて小声で話しかける
『壱馬先輩、どうしましたか、？』
壱｢…いや、別に｣
壱馬先輩が ふい、 と目を逸らした
怒ってるとかじゃないけど…なんだろう
もう一度、名前を呼ぼうとした時
誰かのスマホが鳴った
わたしも壱馬先輩も違う
2人で顔を見合わせた時、日向さんが慌てたようにスマホを取り出した
日向さんが電話してるのを横目に
壱馬先輩が立ち上がった
壱｢何食うか決めた？｣
『あ、決めてないです。お昼食べるならお弁当作ってきたらよかったなぁ』
壱｢弁当なんか作ったらあいつらがうるさいからいい｣
『あは、笑 確かに高校の時みた…』
涼｢えぇっ！？それどうすんの、今から探すの！？｣
かなりのボリュームで日向さんが声を出した
壱馬先輩も何事かと目を向けている
電話を切って絶望した顔でわたしたちを見てきた
涼｢あの…いきなりすいませんでした…。失礼します…｣
『ど、どうしたの…？』
涼｢あぁ…、俺文化祭の実行委員になっちゃって…。なんか1番盛り上がるらしいイケメン･美女コンテストの担当でさ…。もう来月に迫ってるっていうのに、イケメンの3人がいきなり辞退したって…。人数足りなすぎる、終わった…｣
『そ、それは災難な…』
その時に ピン ときた
イケメン3人…？
横を見たら、我関せず顔の壱馬先輩
ぽかん顔の吉野先輩
心配そうな顔の岩谷先輩
じ…って見てたら
心配顔の岩谷先輩と目が合った
わたしの気持ちが伝わったのかわからないけど
あっ！ って顔をして壱馬先輩と吉野先輩の肩を組んだ
翔｢俺らで良かったら！｣
涼｢え？｣
北｢ん？｣
壱｢あ？｣
翔｢イケメンかどうか知らんけど、ちょうど3人やし、困ってるなら協力すんで！｣
岩谷先輩、神…！！
底のない優しさに感動してたら
壱馬先輩がめんどくさいを全面に出して反論した
壱｢何するかも分かんねぇのに適当なこと言うなよ｣
翔｢俺ら去年学祭出てないもんなぁ。でもなんかおもろそうやん！｣
北｢確かに思い出作りになるかも｣
壱｢はぁ…？｣
イケメンコンテストなんて
絶対絶対壱馬先輩が優勝するに決まってる！
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みんと(プロフ) - もうほんと毎回毎回泣かされてます、、！かっこよすぎる（ ; ; ） (2019年11月15日 1時) (
レス) id: 4132465481 (このIDを非表示/違反報告)
はに(プロフ) - 死ぬまでこの作品をみていたい…ほんとに毎回きゅんきゅんします、、、 (2019年11月11日 17時) (レス) id: cd2940d90c (このIDを非表示/違反報告)
24harut24(プロフ) - れもんさん、いつもいつも本当に幸せをありがとうございます（ ; ; ）移行しても読み続けます最後の最後の最後まで読み続けます（ ; ; ）れもんさんのお話、本当に大好きです！！ (2019年11月10日 19時) (レス) id: 38cd80c6fd (このIDを非表示/違反報告)
しをちゃ(プロフ) - もうもうキュンキュンが止まりません(T^T)壱馬先輩もきゅまちゃんも大好きです！ (2019年11月10日 12時) (レス) id: 2f52667945 (このIDを非表示/違反報告)
あやちん(プロフ) - うっわー。もぅドキドキ！！やばいですほんと！！なんですか壱馬先輩！！はぁー泣ける！！ (2019年11月9日 23時) (レス) id: 070cdb389c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2019年9月14日 17時
