適当に ページ21
.
涼「ほほほ、ほんとに言ってるんですか…。いいんですか…!」
壱「やんねぇ…んむっ、!」
北「やるやるー。ちゃんと何やるかは説明してもらうけど」
吉野先輩がにこにこしながら
壱馬先輩の口を塞いだ
やらないって言わせない気だ…
涼「ご自身のアピールタイムと自分で考えたシチュエーションとセリフでいかに女性をキュンとさせられるかっていう企画です!」
翔「へぇ〜。その女性って決まった相手なん?お客さん?」
涼「投票するのはお客さんで、実際にステージでセリフを言う相手役がいます!」
北「擬似デートを見てもらう的な感じ?ふぅ〜ん、そんなのやってたんだ」
壱「…っ、離せ北人!そんなだるいことできっかよ」
涼「川村壱馬さん…、そこを何とか…!!」
『壱馬先輩、困ってるんですし…』
壱「俺には関係な、」
翔「相手役、きゅまちゃんにしてもらえばええんちゃう?」
『…え?』
壱「なんでこんな奴相手にしなきゃなんねぇんだよ。どうせやるならもっと美人の方がマシ」
『えぇ…』
北「じゃあ、おれらはきゅまちゃん相手にして擬似デートすればいいんだ!どんなこときゅまちゃんにしてやろっかな〜」
翔「俺ら以外にも何人かおんねんな?きゅまちゃん、ときめいちゃって大変かもな〜」
壱「……、」
『相手役なんて、そんな役できるわけ…』
涼「御三方が参加してくれる条件なら喜んで熊城さんを相手役にします!めっちゃ推しときます!!」
北「…だって、壱馬」
翔「まぁ、壱馬が出ないって言うんなら健太さんとか誘ってみても…」
壱「…出る」
『えっ…、壱馬先輩無理しなくても…!』
壱「出るって言ったら出る。もう腹減った。買い行くぞ」
歩いていってしまう壱馬先輩
慌ててサイフを持って後を追いかけた
周りの視線にももう慣れて
壱馬先輩の横に並ぶ
『よかったんですか?』
壱「やれって言ったの誰だよ」
『3人って聞いて、ちょうどいいかもな〜って思ったのは確かなんですけど…』
壱「とりあえず出ればいいんだろ。相手お前だし、適当にやる」
て、適当に…
まぁ、でも、そっか
きっとたくさんの人が見に来る
そんな人たちの前で
壱馬先輩のいつもの色気を見せられたら
わたしが変なヤキモチ妬いちゃう
適当ぐらいがちょうどいい
うん、そうだ
.
3303人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みんと(プロフ) - もうほんと毎回毎回泣かされてます、、!かっこよすぎる( ; ; ) (2019年11月15日 1時) (レス) id: 4132465481 (このIDを非表示/違反報告)
はに(プロフ) - 死ぬまでこの作品をみていたい…ほんとに毎回きゅんきゅんします、、、 (2019年11月11日 17時) (レス) id: cd2940d90c (このIDを非表示/違反報告)
24harut24(プロフ) - れもんさん、いつもいつも本当に幸せをありがとうございます( ; ; )移行しても読み続けます最後の最後の最後まで読み続けます( ; ; )れもんさんのお話、本当に大好きです!! (2019年11月10日 19時) (レス) id: 38cd80c6fd (このIDを非表示/違反報告)
しをちゃ(プロフ) - もうもうキュンキュンが止まりません(T^T)壱馬先輩もきゅまちゃんも大好きです! (2019年11月10日 12時) (レス) id: 2f52667945 (このIDを非表示/違反報告)
あやちん(プロフ) - うっわー。もぅドキドキ!!やばいですほんと!!なんですか壱馬先輩!!はぁー泣ける!! (2019年11月9日 23時) (レス) id: 070cdb389c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:れもん | 作成日時:2019年9月14日 17時