角砂糖に溶ける夢【北×樹】 (ページ7)

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不機嫌ページ7

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終業時間を過ぎて
明日の確認をしてから凪さんとロッカールームに向かう

着替え終わり
身だしなみを整える凪さんとおしゃべりしながら
ほっくんからの連絡を待ってた

凪｢よーし、帰れるぞ～！吉野くん終わった？｣

『ううん、まだ…あ！終わったって』

凪｢じゃあ、いつものように入口で待ってましょ｣

ほっくんに返事をして入口で待ってた
凪さん、いつもわたしがひとりにならないように待ってくれるの
優しくてだいすき

北｢A～！お待たせ！｣

『ほっくん、お疲れさま～！玲於さんも！お疲れさまです』

玲｢お疲れ、Aちゃん、凪さん｣

凪｢お疲れ。じゃあ、わたしは帰りまーす｣

『また明日！』

凪さんは車の鍵を取り出しながら微笑んで帰って行った

北｢帰ろ。お腹ペコペコ｣

玲｢またそうやって作ってもらおうとする｣

北｢幼なじみの特権なんで｣

『玲於さんにも作りますよ！』

北｢だめ！玲於さんでもだめ｣

玲｢Aちゃん、そろそろこのひっつき虫どうにかした方がいいよ｣

『言われてるよ、ほっくん～』

北｢だめなもんはだめ、｣

2人と話してたら
後ろで静かに立ってる誰かのに気づいた

少しだけずれて見てみると
なんと下まつげさん

『あっ、朝の！』

樹｢あ…、お疲れ様です。朝はありがとうございました｣

北｢朝？｣

『企画部はどこですかーって聞かれたの』

玲｢聞いてよ、Aちゃん。俺また教育係になっちゃった。ほくちゃんのお守りで手いっぱいだったのに｣

北｢なんすか、それ～！笑｣

やっぱり教育係になっちゃったのかぁ、笑

2人が仲良くじゃれてるのに対し
下まつげさんはまだ遠慮してるみたい

それもそうか
今日が初日だもん

『お名前は？』

樹｢え？あ、藤原樹です｣

『藤原樹くん！なんだか名前もかっこいいね～』

北｢えっ…、Aだめだよ！｣

『…なにが？』

樹｢あの、Aさん…で合ってますか？｣

『うん！篠崎Aです』

ほっくんが何やらオロオロ
玲於さんはニヤニヤ
樹くんはソワソワという謎の雰囲気

北｢A、お腹すいたから帰ろ｣

『うん、そうだね。玲於さん、樹くんまた明日！』

玲｢気をつけてね｣

樹｢明日もよろしくお願いします｣

ほっくんの後ろをついて行くけど
何となく背中が不機嫌な気がした

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