Heart 55. ページ6
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亜嵐さんに聞いた
今日のGENEの集合時間。
わたしのお仕事の時間より早かったけど
玲於くんに会いたくて
…どうしても会いたくて
玲於くんが来るかなって時間に事務所に来てみた。
LINEすればいいんだけど
玲於くん、昨日から読んでくれないの。
鮫島さんのこと…相談しようと思ったのに、
壱馬くんにも後押しされて
ちゃんと、玲於くんに言おうって思ったの。
なのに、玲於くん。
聞いてくれなかった。
やっぱり疲れてて
わたしのことなんて考えてる暇ないのかもしれない。
話、聞いてくれなくてもいいから
少しだけでいいから
玲於くんの顔が見たかった。
ロビーで誰かを待つフリをして
玲於くんが来るのを待ってる。
少ししたらキャップにマスクの玲於くんが
受付に頭を下げながら入ってきた。
その足取りは早くて
追いつけないかもって心配になったから
走って玲於くんの所に行こうとしたのに、
鮫｢川村さん…っ、おはようございます｣
『え…っ、あっ、おはようございま…』
突然現れた鮫島さんに邪魔されて
玲於くんはそのままエレベーターに乗り込んだ。
鮫島さんがなにか話してるけど
もう聞こえないの。
エレベーターに乗った時
ちらってこっちを見て
わたしに気づいたかのように一瞬目を丸くした。
だけど、エレベーターはしまっちゃって
玲於くんを上へと運ぶ。
『あの、すいません…！！』
話し続けてる鮫島さんの横を通って
エレベーターに向かう。
玲於くんが降りた階を確認して
隣のエレベーターを開ける。
乗り込んだら
一緒に入ってきた鮫島さん。
鮫｢そ、そんなに焦ってどうしたの、｣
『あ…えと、佐野さんに用があって…』
鮫｢私が、伝えますよっ…。なんですか？｣
『…だ、大丈夫です！』
玲於くんが降りたのは、３階。
すぐ着いて
玲於くんの所に行きたくて
鮫島さんから逃げたくて
開いた扉をすり抜けるようにして出たら
隣に見覚えのある服。
玲｢…あ、｣
『玲於っ…くん…！』
鮫｢…ち、｣
え…、今…舌打ちした？
鮫島さんを乗せたエレベーターは
そのまま上の階へ。
鮫島さんのことなんて吹っ飛んじゃうくらい
玲於くんに会えたのが嬉しくて
しばらく見つめちゃった。
玲｢…なんか、言えよ｣
少しだけ耳が赤いのは
気のせいじゃないよね？
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さく - 先にハニーバルーン読ませていただきました。まさか同じ作者さんだと思いませんでした！！どの作品も大好きです！これからも応援してます！ (2019年3月31日 22時) (
レス) id: 0b5409e2c9 (このIDを非表示/違反報告)
summermoon(プロフ) - ごめんなさい汗間違えて評価ボタン押しちゃいました……この作品大好きでもう読むの5回目なんです!!ほんとにごめんなさい。 (2018年12月23日 12時) (レス) id: 0648ee0eae (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんあや(プロフ) - 最高に可愛いくて最高にキュンキュンしました！甘々な玲於が見れてもうこっちまで溶けそうです笑 (2018年9月29日 23時) (レス) id: 78d74eec29 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - すごく面白かったです。素敵なお話でした！これからも応援しています。 (2018年9月14日 16時) (レス) id: 641198ffcc (このIDを非表示/違反報告)
KatayoseRise(プロフ) - このお話読んでFlow Back が好きになりました笑。玲於と女の子の感じが凄い好きです！ (2018年1月7日 14時) (レス) id: 151cd28ba4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん
| 作成日時：2017年9月3日 19時
