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半ギレ状態の春日井の声に俺は笑いをこらえることができなかった。
やっべ。めっちゃ嬉しい。
「ごめんごめん！伝わってる！すっげー伝わってる！」
「ばか！おやすみ！」
「あ、ちょ…」
もう少し話したいという気持ちからとっさに出てしまった抵抗の声。
「何？どうしたの？」
「なんか、歌聞かせてくれよ」
「…え、帰り道聞いてたのに？」
「頼む、な？」
「ふふ、じゃあちょっとだけね？」
俺はその歌声に包まれながら気が付いたら朝を迎えていた。
それからなんとなく、俺から電話したり、春日井から電話したり、
そんな日々が続いた。
そんな日々が、俺の中の好きという気持ちをどんどん大きくしていった。
主人公side
「やーーーー！どっちのパンケーキも食べたーい！
どうしようどうしよう！」
あれから私は鋭ちゃんとすごく距離が近くなり
今まさにパンケーキデートをしている。
そして2種類のパンケーキどちらを頼むかものすごく悩んでいる最中。
「そんなら両方頼もうぜ！半分こにしたらどっちも食べられるだろ？」
にこっと笑う鋭ちゃんに私は気持ちが舞い上がる。
「え〜！いいのいいの！？すっごい嬉しい！」
「食べたいんだろ？俺もどっちのメニューも気になるしよ！」
ここは鋭ちゃんの優しさに全力で甘えて…
私は店員さんにメニューを伝えた。
わくわくしながら待っていると
ふわふわのパンケーキが運ばれてきた。
「写真撮ってもいい？！鋭ちゃんも写って！」
「ああ、いいぜ！」
ピースしてノリノリな鋭ちゃんと、パンケーキと、私。
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作者名：ささみ | 作成日時：2021年2月21日 3時
