幻月291 ページ10
放課後、咳き込みながら帰路につく。
原因不明の咳。
骸から黒曜ランドを追い出された事と何か関係あるのかな。
悶々と悩んでいると「リボーンからバトラーウォッチをもらっていないのか」という声が聞こえた。
っ!!
「戦士としてアテにされていないということ。
今のお前を見れば当然か クローム」
この声……まさか!
『む、くろ…?』
振り返ればおばさんの姿から骸へと姿が変わる。
にこと笑う女は私が知ってる骸そのものだった。
骸「まあ正確には本体ではなく幻覚ですがね。
にしても…クローム、雲雀恭弥の家に住んでるようですね」
え"っ…
『っと…まあ…』
骸「何かされませんでしたか?アルコバレーノ リボーンには雲雀恭弥の家以外と言ったはずなんですが」
『恭弥の近くの方が心が安らぐだろうってリボーン君が…』
骸「安らぐ…?雲雀恭弥については野獣ですよ。
安らぐどころか喰われますって」
眉を寄せる骸に私は『ううん』と頭を横に振る。
『恭弥は野獣じゃないよ。今日はマスクと風邪薬くれたし』
昨日は一緒に寝たし(気付いたら隣にいた)。
恭弥は優しいよ。ただ素直じゃないだけで。
と説明すれば骸は苦笑い「とにかく気をつけて下さい」と念を押しに言ってきた。
そこまで心配する事かな…
なんて思った時、骸の頰に一筋の線が入った。
つーっと真っ赤な血が頰を伝い流れる。
『!血が!!』
骸「おやおや僕の本体は今まさに戦闘中でしてね。厄介な敵が現れたようだ」
せ、戦闘中…誰かと戦ってるの……?
骸「僕は君を連れ戻しに来たわけではありません。
もしや君が回復しているのではと思い立ち寄ったがやはり悪化している」
な、にいって…?
骸「この際隠さずに言おう。まもなく君は死ぬ」
爐泙發覆君は死ぬ
死を宣告され鈍器で頭を殴られたような衝撃がきた。
わ、たしが…死ぬ?
『冗談はやめてよ。死ぬって…そんな』
骸「冗談なんかじゃありません。ヘタすれば三日ともつまい。それほど君の体は急激な変調を来している。
原因ははっきりしていますがね」
原因…
骸「クローム、君自身もわかっているはずだ。
どうしてこうなっているのか」
っ!?
その言葉に私は大きく目を見開いた。
骸「次会う時は元気な姿を見せて下さい。それでは」
『あ、待っ…』
原因をわかってるなら教えてよ。
そう言いたかったがその前に姿を消され、いつの間にか伸ばした手を空気を切るように力なくおろした。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
230人がお気に入り
「リボーン」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天舞姫(プロフ) - 完結おめでとうございます!!雲雀さんの前で前世の男の子のことを言ってしまい、雲雀さんが嫉妬をしてからの、イチャイチャをお願いします! (2017年3月3日 18時) (レス) id: 1412c3226a (このIDを非表示/違反報告)
小鳥 - 続編おめでとうございます!無事にクロームを助け出すことが出来てホッとしてます!お願いですから次はクロームと雲雀さんのイチャイチャください。よろしくお願いします(。-_-。) (2017年1月15日 15時) (レス) id: e0518395b2 (このIDを非表示/違反報告)
夏乃(プロフ) - 待ってました!続編おめでとう御座います!今回はクロームと恭弥といちゃいちゃ豊富ですかね!?←今からたのしみでしかたありません!今回も楽しみにしてます!頑張ってください!応援してまーす! (2017年1月13日 22時) (レス) id: 9a354b086e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ