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幻月307 ページ26

雲「……それで…」


雲雀家の(恭弥の)自室に響く恭弥の声。


雲「なんで渚がツナの部屋(あそこ)にいたのかと何故体調が悪かったのか…説明してくれるよね」


疑問符が付かない言葉。
つまり説明しろと言ってるようなもので……


不機嫌そうな声とオーラにダラダラと冷や汗を流す。

昨日の弱々しかった恭弥どこへいった。
もしや、あれは演技だったのか…いやでも…


雲「渚」

再度名を呼ばれた私は渋々と言った感じに口を開いた。



・・・
『……って事があって体調が悪かったんだ。
ツナの部屋にいたのはツナに呼ばれたからで……』


体調不良について説明してやると恭弥は無言のまま私に近付く。


そして私の両頰に触れポツリと何かを呟いた。



雲「……か、だは?」

…え?

雲「体は…もう平気なの?」

『え?あ…うん。自分自身の幻覚で内臓を補ってるから』


平気、と言えば「そう」と返ってくる。


雲「ホント、心配したんだからね」

『……うん』

雲「なのに渚は何も言ってくれないし」

『うん』

雲「……渚が生きててよかった」


そう述べる恭弥は薄く笑った。
……その瞳には安堵の色を宿して。


『心配、かけて……ごめん』

雲「謝るぐらいなら言って欲しかったんだけど」


むっ…


『……だって言えるわけないじゃん。恭弥が悲しむ顔なんて見たくない』

雲「渚が苦しむ姿の方が見たくないから」

……そう言われると反論できなくなるじゃん…


それから暫しの沈黙の後。
私は『恭弥』と名を呼んだ。




雲「ん?」


『明日、頑張ろうね』


リボーン君達のためにも。
自分達のためにも。


明日は負けられない。



雲「……そうだね」

そう言って頷く恭弥に私も同じように小さく頷いた。



そして時は翌日の戦闘開始を迎える……

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天舞姫(プロフ) - 完結おめでとうございます!!雲雀さんの前で前世の男の子のことを言ってしまい、雲雀さんが嫉妬をしてからの、イチャイチャをお願いします! (2017年3月3日 18時) (レス) id: 1412c3226a (このIDを非表示/違反報告)
小鳥 - 続編おめでとうございます!無事にクロームを助け出すことが出来てホッとしてます!お願いですから次はクロームと雲雀さんのイチャイチャください。よろしくお願いします(。-_-。) (2017年1月15日 15時) (レス) id: e0518395b2 (このIDを非表示/違反報告)
夏乃(プロフ) - 待ってました!続編おめでとう御座います!今回はクロームと恭弥といちゃいちゃ豊富ですかね!?←今からたのしみでしかたありません!今回も楽しみにしてます!頑張ってください!応援してまーす! (2017年1月13日 22時) (レス) id: 9a354b086e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:稔白ニャンコ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年1月13日 0時

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