幻月62 ページ6
あふ…っ
欠伸をして私は空を見上げた。
ここは黒曜ヘルシーランド…
今は廃墟になっているが私と犬、千種の住処である。
犬と千種はなんか買い物に行ってしまい私はお留守番。
眠い…猛烈に…
『寝ちゃおうかな…』
うとうとしてたらギシッという足音が聞こえた。
ピクッと反応し近くにある三叉槍を手に取る。
敵？
「君がクローム髑髏だな。六道骸と話がしたい」
姿を現したのは金髪の男。
しかもスーツを着ている事から真剣な話だと思う。
でもなぁ、名前知らないし…
『貴方は誰？』
家「あ、これは失礼した。オレは沢田家光だ」
『……ふぅん』
ツナのお父さんか…なるほど。
骸、沢田家光さんが話したいことがあるって
そう心で語りかける。
骸は年中暇だからね、声をかければ
骸「家光？……あぁ、ボンゴレの…」
すぐ来る。
骸「体を借りますね」
元々借りるつもりだったでしょうよ。
まぁどーぞどーぞ。
骸と入れ替わると同時に意識が途絶えた
ーーーー
「クローム、起きてください…僕のかわいい……」
ふと声が聞こえパチッと目を開くとそこは緑広がる草原だった。
ここは…あ、精神世界か……
つか今、僕のかわいいとか言わなかった？
あ、やべ…鳥肌が…
『骸、その起こし方やめて…鳥肌立つ』
骸「そ、そこまで嫌でしたか？」
後ろに温もりを感じる。
多分骸が後ろから抱きついているからだと思う。
『それより骸…引き受けたの？』
骸「おや？話を聞いていたのですか？」
『少し聞こえた』
霧の守護者がどうとかって…
骸「……えぇ…犬と千種の安全確保の為に。
クローム、それで君には僕の片割れを頼みたいのですが…」
『いーよ、別に…元々そのつもりだし』
骸「ありがとうございます」
現実に戻った私はこちらに差し出す霧のハーフリングを受け取った。
『あ、家光さん…ちょい待ち』
帰ろうとする家光さんを引き止めると
家光さんは不思議そうな顔をして「なんだ？」と言った。
『これ、何かわかる？』
右太腿を指差す。
そこにはくっきりと浮かんだ三日月の印。
そこだけは色が変色し紅梅色のようになっている。
家光さんは不思議そうな顔から一変、目を見開いた。
家「それは…月の守護者特有の月印！」
『月の、守護者？』
聞いたことないな…オリジナル？
家「初代以来、現れることがなくてな幻の守護者ともいわれていたんだ」
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通りすがり - こんばんは。『柿ピー60』の回の「クローム、髑髏…をアナログ化」という部分、正しくはアナグラムとかいう感じの単語ではなかったでしょうか？ (2017年4月1日 16時) (携帯から) (
レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - 凄い面白いです！絵上手いですね！更新楽しみにしてます！ (2016年7月28日 1時) (レス) id: 9f390a3d04 (このIDを非表示/違反報告)
優花利 - コメ返しありがとうございます!突然ですが、友達になって貰えませんか?後、もし良ければ合作して貰えませんか?無理なら無視してもらって構いません。 (2016年7月27日 21時) (レス) id: 834842319f (このIDを非表示/違反報告)
秋奈修哉 - 初めまして続編おめでとうございます！！絵見ました！！！上手いですね！！更新頑張ってください！！ (2016年7月27日 20時) (レス) id: 637dba31de (このIDを非表示/違反報告)
優花利 - 初めまして!続編おめでとうございます!凄いですね!４日で続編なんて...面白いし、更新速いし、面白いし← 後、絵が上手で羨ましいです!シリアスもありつつギャグもあって、読んでて先が気になります!これからも更新頑張ってください!応援してます! (2016年7月27日 12時) (レス) id: 834842319f (このIDを非表示/違反報告)
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