浮雲89 ページ31
べ「！や……やっべ……」
雲「覚悟はいいかい？」
ダッと走りだす僕に自称天才は「パース」とか言いながら避けた。
何で避けんのさ、
おかげで壁に穴があいたじゃない。
べ「パスいち！自分の血ー見て本気になんのも悪くないけど今は記憶を飛ばしてる場合じゃないからさ。
だってこれ集団戦だぜ？他のリング取りいこっと。
それにそれだけダメージを与えれば勝ちみたいなもんだしな」
「バイビ」とナイフを投げ逃走する自称天才。
それを跳ね返してから振り回すのを止めた。
そしてポタポタ垂れる血を払う。
雲「口ほどにもないな」
そして近くにある壁に寄りかかり空を見上げるとオレンジ色の炎が飛んでるのが見えた。
……ボスザルは僕が狩りたかったけど…まぁいいや。
それからヨロけながらとここから近いB棟へと向かった。
ーー校舎のB棟
山「ふ〜〜〜いやーまいった…サンキュ！助かったぜ」
解毒剤が投与された山本武はそう言った。
ポールは僕が物理的に攻撃した為、倒れている。
気付いたら体育館ではなくここに来ていた。
渚を助けるついでだ。それに
雲「校内で死なれると風紀が乱れるんだ。死ぬなら外へ行ってもらう」
山「あはは。なんだそりゃ」
今度こそ渚のところにいかないと。
フラフラと歩き出けばドンっと肩を壁にぶつけた。
山「おい、大丈夫か？」
雲「何のことだい？」
てか止めないでくれる？
渚を助けに行かなきゃならないんだ。
すると「交代だ」と山本武が声を上げた
山「こっからはオレが引き受けた」
雲「……君が？」
振り返れば山本武はコクリっと頷く
貸しは作ったからね…まぁいいか…
僕は何も言わずにぽいっと雲のリングを投げた。
それをキャッチした山本は「確かに受け取ったぜ」と言ってからB棟を後にする。
その後ろ姿を最後まで見届けてからズルズルと座り込む。
その時、「恭弥」という声が聞こえてきた。
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通りすがり - こんばんは。『柿ピー60』の回の「クローム、髑髏…をアナログ化」という部分、正しくはアナグラムとかいう感じの単語ではなかったでしょうか？ (2017年4月1日 16時) (携帯から) (
レス) id: 4f4058a2da (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - 凄い面白いです！絵上手いですね！更新楽しみにしてます！ (2016年7月28日 1時) (レス) id: 9f390a3d04 (このIDを非表示/違反報告)
優花利 - コメ返しありがとうございます!突然ですが、友達になって貰えませんか?後、もし良ければ合作して貰えませんか?無理なら無視してもらって構いません。 (2016年7月27日 21時) (レス) id: 834842319f (このIDを非表示/違反報告)
秋奈修哉 - 初めまして続編おめでとうございます！！絵見ました！！！上手いですね！！更新頑張ってください！！ (2016年7月27日 20時) (レス) id: 637dba31de (このIDを非表示/違反報告)
優花利 - 初めまして!続編おめでとうございます!凄いですね!４日で続編なんて...面白いし、更新速いし、面白いし← 後、絵が上手で羨ましいです!シリアスもありつつギャグもあって、読んでて先が気になります!これからも更新頑張ってください!応援してます! (2016年7月27日 12時) (レス) id: 834842319f (このIDを非表示/違反報告)
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