幻月03 ページ3
『あいてっ』
どてっと何やら尻餅をつきふと意識が浮上する
尻を摩りながら辺りを見渡しピシッと固まった…
『ここ、どこ？』
そこは見渡す限り真っ白な空間
地面はどこまでも草原が続いていた
あーなるほど、天国ですか…案外何もないんだね
と私は息を吐くと
「ねぇちょっといいかな？」という声が聞こえた
ふと振り返らば見知らぬ男性
…どこかで見たことがあるような…
プラチナブロンド色の短髪
つり目気味のペールターコイズのような澄んだ瞳
なんとなくREBORNの10年後の雲雀恭弥に似た男性に私はうーんと首を傾げた
？「君が桜霧渚？」
知らない男性にフルネームを言われ思わず目を見開いた
『はい、そうだけど？』
警戒してないわけではないけど何かこの人なら徹底的に警戒しなくても大丈夫そうだな
そんな渚をみて男性はクスッ笑う
？「なんだ、叫ぶと思ってたけどそうでもないみたいだね」
『それほどでも〜』
？「真顔で照れないで。あと褒めてない」
『あーごめんなさい？』
？「疑問系で返さないで。それより何故君がここにいるのかについての説明してもいいかな？」
『いいけどその前に名前聞かせてください』
ｱﾗｳﾃﾞｨ「…アラウディだよ」
アラウ、ディ？
『あぁ、初代雲の…』
正確には初代雲の守護者、だっけ？
ｱﾗｳﾃﾞｨ「なんだ、知ってたんだ」
『知ってるも何も私の世界ではある意味有名だからね』
主に二次元の方で…
ｱﾗｳﾃﾞｨ「ふぅん…まぁいいや。回りくどいのは嫌いだから単刀直入に言うけど、この子を見守ってほしい」
アラウディさんはポケットから一枚の写真を取り出し私に見せてきた
私はその写真を見るや否や二度目のピシッ
『雲雀恭弥さん？』
そこに写っていたのは気に入らない奴や群れてる草食動物を「咬み殺す」と言って滅多打ちにする並盛中最強風紀委員長、、、
…の姿はなく
ウルウルと瞳を潤ませ紫色のうさぎに抱きついている
如何にも肉食動物に震える小動物のような幼い雲雀恭弥さんでした
かっこいいというより可愛い…だね
『この子、風紀委員長の威厳すらないね…
見守っていてほしいってこの子のこと？』
「そう……パラレルワールドって知ってるかい？」
そう尋ねるアラウディさんに私は頷いた
パラレルワールド
それはある分岐点から無数に枝分かれいき色んなパターンの未来が存在するという考え
つまりもしもの数だけ実際の世界があるという事
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プリン - 面白い!!!!!更新頑張って！！！ (2017年7月16日 14時) (
レス) id: f72f544e96 (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー(プロフ) - 恭弥さんカワユス(^_-)-☆ (2016年7月20日 0時) (レス) id: 6964280d8c (このIDを非表示/違反報告)
夏乃(プロフ) - 新作おめでとうございます！またコメントさせていただきましたw今回はクローム成り主ということでシャイな雲雀さんとどう関わっていくかがとても楽しみです！今回も頑張ってください！ (2016年7月19日 16時) (レス) id: 6eb81fc6aa (このIDを非表示/違反報告)
恋悪魔 - すみません。途中で送っちゃってしまいました.......。続きが気になります！更新頑張ってください！ (2016年7月19日 7時) (レス) id: bc2c68a4d7 (このIDを非表示/違反報告)
恋悪魔 - 面白いです！めっちゃ (2016年7月19日 7時) (レス) id: bc2c68a4d7 (このIDを非表示/違反報告)
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