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 「そうか……」

 3人が目に見えてがっくりと肩を落とした、ちょうどその時。

 『あー、あー、こちら2wink、Trickstarのみなさん聞こえますか?応答願います、どうぞ』

 ザザ、という雑音とともに、明るい声が聞こえてきた。黒髪の青年の無線機が着信している。

 「こちらTrickstar、ドクターを保護した。現在地の座標は先程送った通りだ。遊木との合流次第撤退する、どうぞ」

 青年がはきはきと答えた。

 『了解。それでさ、ちょっと言いにくいんだけど……』

 無線の相手が口ごもる。

 「どうした?話してくれ、どうぞ」

 『ああ、うん。それがね、今先輩たちがいる場所周辺で、ヴィーダが暴動を起こしているみたいなんだ。紅月が隠密しつつそっちに向かってるから、合流したら連絡してね、どうぞ』

 「了解した」

 「お待たせ〜!」

 その時、青い眼鏡の金髪の青年が駆け込んできた。

 「ごめんね、遅くなって。ヴィーダに見つかりそうになって、隠れてたんだ。あっ、あんずちゃん見つかったんだね、良かったぁ〜」

 「うんうん、ウッキ〜も合流したし、そろそろ撤退行動に入ろうか」

 オレンジ色の髪の青年がにこやかに言う。

 「ドクター、今のうちに紹介しておく。俺が氷鷹北斗、こっちのオレンジ色のやつが明星スバル、赤い髪のが衣更真緒、青い眼鏡が遊木真だ。遊木、ドクターは記憶喪失になっているから、注意だけはしておけ」

 「えっそうなの?分かった……そっかぁ……」

 真が目に見えて残念そうな表情をする。

 「ごめんね」

 「ううん、あんずちゃんが謝ることじゃないよ。攫われた時の状況は聞いてるし、不運なことだとは思うけど、少なくとも命は助かったんだから、それだけで僕は十分だよ」

 真が言った。

 「……よし、今のうちに脱出して、移動しておこうぜ。座標は随時2winkと、あと紅月にも送っておこう」

 真緒が言った。

 「そうだな。幸い、周辺に人気はないようだ。ここに侵入した時も、特に誰もいないようだったが……罠ではないだろうな」

 「罠じゃないんじゃない?2winkの子が言うには、外で暴動が起きてるっていうことだし、ウッキ〜もヴィーダから隠れて来たんでしょう?となれば、基本的にはみんな外で暴れてるんじゃないかな。今回のドクター救出作戦は、外に出た後が本番だね」

 北斗の言葉に、スバルが返した。

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彩音(プロフ) - Chrisさん» ほんとですか・・・!?ドクター出てこなくても全然楽しめるタイプなので、是非投稿して頂けると嬉しいです。 (2022年8月4日 20時) (レス) id: 25043c6aac (このIDを非表示/違反報告)
Chris(プロフ) - 彩音さん» コメントありがとうございます、返信遅くなり申し訳ありません>< ドクターが出て来ないパターンであれば、今も書いておりますので、機会があればこちらにも投稿しようと思います。好きと言っていただけて、本当に嬉しいです。 (2022年8月2日 11時) (レス) @page7 id: e6bb7f68d0 (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - やばいどちらも好きなゲームだから最高でした・・・。更新が止まっていて悲しいですが、この作品好きでした!! (2022年7月25日 22時) (レス) id: 25043c6aac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Chris | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/chrisinfo/  
作成日時:2020年10月6日 21時

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