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「それじゃあ、ここらで自己紹介タイムにすっか。まずは、あー……俺か。知っての通り俺の名前は佐賀美陣、プロデュース科の担任も受け持つことになったんで、担任です、はい。保険医だけど、最近はESに呼び出されることが多くて、保健室にいる確率は低いかもだな。何か用あったらホールハンズで連絡、急ぎは直通の電話で頼む。電話番号はホールハンズに登録してあるから……あ、ホールハンズの説明してなかった」
陣は、端末を取り出した。ぱっと見た感じはスマートフォンそのものだ。
「見ての通りスマホなんだけど、ES関係者には、一人一人に専用のスマホが支給される。プロデュース科には明日配る予定だから、スマホケースとか用意する人はしておくといいかもだ。スマホにホールハンズっていう専用のSNSがあって、重要なメールとかその他仕事や企画関連のやり取りはそこで出来るようになってる。詳しいことはまた明日ってことで……じゃあ今度こそ自己紹介タイムだ。名前は下の名前だけで良いぞ、名字はなしでな。みんなは出席番号順にしてもらうか……ああいや、あんず、お前トップバッター頼めるか」
「……」
あんずと呼ばれ、立ち上がったのは、一番前の廊下側に座る女子生徒だった。プロデュース科は新設であるため、みな1年生で赤いネクタイをしているのだが、彼女だけは緑色のネクタイを締めていた。3年生なのだ。
彼女は前に出ると、チョークで黒板に文字を記した。
――元2-A。プロデュース科の新設に伴いこちらへ移りました。一人だけ3年生ですが、仲良くしてくれると嬉しいです。
それだけ書くと、彼女はぺこりと頭を下げた。ぱちぱちとまばらに拍手が上がる。
「あんずは話すのが上手くないからな、こういう手も使う。お前らも、どうしても喋るの苦手ってやつは、同じ手使ってもいいからな」
陣が言った。
その後は、1年生が出席番号順に自己紹介をしていった。名前、好きな食べ物、趣味、人によっては出身の中学校など、様々な内容が教室を飛び交う。
「Aです。学校に初めて通います。ええと、それで……よろしくお願いします」
ぱちぱち。小さく拍手が聞こえる。そうして、自己紹介は程なくして終わった。
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Chris(プロフ) - 冬枯さん» 元々あんスタ知ったこと自体ツキウタ。がきっかけで、あんスタ→ツキウタ。→あんスタ(今)みたいな感じなんです。製本も、とりあえず自分用に作ってみて、満足行く出来なら頒布に出そうかな、くらいなので本当におかまいなく……>< Musicの星5千秋は大変でした^^; (2021年1月10日 11時) (
レス) id: 313ba381d4 (このIDを非表示/違反報告)
冬枯(プロフ) - 本欲しい…でも無理そう…面目ない… 主さんツキウタ。ご存知だったんですね！まだツキアニ。2を見た程度で何も知りませんが少しずつ知る予定です。☆5千秋おめでとうございます！更新しつつはヤバいっすね…！これからも応援してます！ (2021年1月9日 14時) (レス) id: ec10afebdf (このIDを非表示/違反報告)
Chris(プロフ) - 冬枯さん» いつもコメントありがとうございます！そうなんです、プロ科の1年生です。本編ではつぼみまでの成長で、開花まではしませんが、いろんなアイドルたちと関わる中で成長していく主人公を描き出せればと思います。 (2020年12月31日 17時) (レス) id: 313ba381d4 (このIDを非表示/違反報告)
冬枯(プロフ) - 続編ありがとうございます！！主人公ちゃんは正式に作られるプロ科の1年生か！！あんずちゃんなどの力を借りて成長していくんですかね…？その前に何かありそうな気もします…読めば読むほどお話に引き込まれる感じがします！これからも更新楽しみにしてます！ (2020年12月31日 15時) (レス) id: ec10afebdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chris | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/chrisinfo/
作成日時：2020年12月17日 23時
