Code Blue【Bitter】 (ページ6)

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Episode.５【コンサル】ページ6

Aside.

『うわぁ～後１時間にオペだよ、もう無理…』

白「弱音吐かない！大丈夫だよ！」

『うん…』

と不安を漏らしてたらPHSが鳴った

『はい、救命の東城ですえっ？急変？

　今行きます！』

緋「どうしたの？」

『患者が急変したって、行ってくる』

白「わかった、行ってらっしゃい」

『うん！』

～～心外

『救命の東城です、宜しくお願いします』

太「あれ？A？」

『藤ヶ谷先輩？！』

太「あぁもしかしてコンサル？」

『はい…』

太「わかった、いこう」

『はい』

～オペ中

『うわ～大動脈破裂してる』

太「大動脈解離…？それって…」

『はい、弓部大動脈置換しかないですね』

太「俺でも…部長でも無理だよ

　そんな難しいオペ、出来ない…」

『私できます』

みんなが一斉にこっちを見た

『何ですか？協力する気ないなら

　出ていってください。』

太「相変わらず辛辣だなぁ、よしやるか」

弓部大動脈置換の手術は６時間で

無事成功した。

『あ～つっかれたぁ…』

太「まだフェローだろ？お前の腕には驚きだよ…」

『先輩がいなければ出来ませんでした

　フェローなのにコンサルありがとうございました』

と話してたら心臓外科の部長が話しかけてきた

心部「君は救命の東城さん、だね？」

『はい…心臓外科の部長さんですよね？』

心部「あぁ、先ほどのオペ見てたよ

　君の腕には私もびっくりだ

　
　君のフェロー課程が修了したら

　トロント大に行ってみないか？藤ヶ谷と一緒に」

『私が…ですか？』

太「あぁ、俺とどうだ？」

『あぁ…少し考えさせてください』

心部「まだあと１年あるしな

　ゆっくり考えてくれ」

『はい…』

トロント大かぁ…脳外と心外の人なら

興味ない人なんていないぐらい

医療水準が高い大学病院。

私がそのトロント大に…

～救命医局

白「どうだったの？！」

『あぁ無事成功。大動脈解離して執刀医が、固まっちゃったから

　私がオペした。』

緋「えっ…それって…」

藍「弓部大動脈置換…」

白「トップレベルで難しいオペだよね、それ」

『執刀医と使えないナースのせいで

　６時間かけてオペした』

『はるちゃんとなら２時間で終わるわ』

冴「それは言いすぎよ」

まだ言えなかった…みんなに…

これが後々あんなことになるなんて…