Case.46 ページ6
《ユーヤさん、フレンド登録してもいい?REIさんみたいに回復系は持ってないけど、ユーヤさんの侍はサブの弓騎士と相性良いと思うし》
《もちろん。こちらからお願いしたいくらいだ》
《あは、それは良かった》
通知音と共にフレンド申請がポップアップする。迷わず【承認】をタップした。
>>>【9-nine-】からのフレンド申請を承認しました
《ありがとう。改めてよろしく、ユーヤさん》
《こちらこそよろしく、ナインさん。ログインはREIちゃんより少ないと思うけど、見つけたら声かけてくれ》
《良かったですね、9さん》
《うん。やっとREIさん以外のフレンドができたよ》
《2週間ならそんなものですよ》
《僕もほとんどいない。困った時は呼んでくれ》
これだけ強ければそうそう困ることはないだろうが、協力プレイで挑むに越したことはない。
3人でパーティーが組めれば、これまで見送ったクエストにも挑戦できるかも…。
《あ、すみません!このあと用事があるのを忘れてました。今日はここで失礼しますね》
「えっ」
REIちゃんからまさかの離脱連絡が入った。
まだ3戦しかしてないのに…。
《そっか。もう少し一緒にやりたかったけど、用事なら仕方ないね》
《ヘルプで来てもらったのに、すみません。また連絡しますね》
もっとやりたかったと落ち込んでいると、別のところで会話が進んでいた。
《REIちゃん、今日は付き合ってくれてありがとう!》
《はい!またよろしくお願いします!それでは》
慌ててチャットを送ると、お辞儀のモーションをして、REIちゃんのアバターが消える。
ああ…心のオアシスが…。
《ユーヤさん、もし時間あるなら、このあと一緒に素材集め行かない?》
《いいね。僕もせっかく時間取れたから、もう少しやりたかったんだ》
願ってもない誘いだった。最近はクエストばかりで、ドロップ報酬で生きていたのだ。とりあえずナインさんが行きたいというマップに移動し、辺りを散策し始める。
《ログイン少ないって言ってたよね。リアルが忙しいの?》
《ああ。突然仕事が舞い込んでくるから、残業も休日出勤も珍しくない》
《うわ、ブラック》
ケラケラと笑うモーション付きで、からかっているのが分かる。
《ナインさんは?》
《仕事の入り方は似たようなものかな。でも、今は在宅だからフリーの時間が多いんだ》
なるほど、そういうことか。
出勤というものがないのは羨ましい。在宅なら咎められることもない。好きな時間に存分に没頭できるだろう。
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胡蝶(プロフ) - 明里香さん» ご報告ありがとうございます。修正いたしました! (2022年8月2日 2時) (レス) id: 99e92a821f (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 82話、名前変換出来ていない箇所があります。 (2022年8月1日 7時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶(プロフ) - 明里香さん» ご報告ありがとうございます!修正いたしました。ご不便をおかけいたしました…! (2022年7月31日 17時) (レス) id: 99e92a821f (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 66話、名前変換出来ていない箇所があります。 (2022年7月31日 11時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶(プロフ) - cherry*さん» こちらこそです!更新本当に遅いのですが、どうか最後までお付き合いください! (2022年5月27日 12時) (レス) id: 99e92a821f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:胡蝶 | 作成日時:2022年5月19日 5時