08.悲しみの大瀬さん ページ8
いつもより1時間早く出社して昨日置いていった仕事を片付ける。
....もちろん泣きながら。
『まじかー！森若さんかー！曽根崎ミレイじゃなくて森若佐名子かー！』
いわゆる大失恋ってやつです、はい。
泣きながら目の前のデスクトップに映る自分の顔を見る。
目が腫れておブスな顔が映る。
『これはひどい。とりあえずみんなが出勤する前に顔でも洗おう。』
！！！！！！！！！！！！！
ガチャと経理の扉を開けると向こうから歩いてきたイケメンと目が合ってしまった。
しまったーー！！！！！！！
まさかこんな早くに誰か来るとは思ってなかった！！！！
山崎「あれ？Aちゃん今日は早いね！どーしたの？もしかして泣いてた？」
山崎さんは、つかつかっとさわやかな風をまといながら私の前までやってきて顔を覗いた。
『えへへ？』
山崎「笑ってごまかすのはAちゃんの悪い癖だよ、どうしたの大丈夫？」
ポンと頭に手を置かれたら、瞬く間に溢れ出る涙。
これが大人の男性の余裕か！！！
そしてこれがいい男の香りか！！！
優しさが今は痛いほど染みる！！
そのまましばらく山崎さんの胸を借りて思う存分泣いた。
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ゆき(プロフ) - 太陽くんと恋がしたいーと思っていたところに出会ったので一気に読みました！テンポが良くてでもキュンとして面白かったです。付き合った後の2人も気になります！ (2019年9月16日 13時) (
レス) id: 71310d0de8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2019年9月3日 12時
