経理部の大瀬さん[赤] (ページ6)

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結局あの後も帰ってきた森若さんには何も聞けずに、

頭の中で不倫と山田太陽が行ったり来たりして、まったく仕事が手につかず...。

いつのまにか森若さんと佐々木ちゃんは自分の仕事を終わらせて帰っていた。

時刻は18時半

『1200円で、560円で...あれ？これさっきも打った。あー終わらない！』

焦るな私、落ち着け！

とりあえず深呼吸...。

「コンコン」

！！！！！！！！！

「お疲れさまでーす。あれ？A一人だけ？」

ガチャっと扉を開けて入って来たのは、

超重要参考人！

その名は山田太陽！！！

『お！！おつかれさまです！！！！！』

ちょうど今あなたのこと考えてました！

というかあなたのせいで帰れませんでした！！

山田「あはは！Aびっくりしすぎ！！あれ？...森若さんってもう帰っちゃった？」

『...とっくに帰りましたけど、何か森若さんに用事ですか？』

外回りの仕事を終えて、わざわざ会社まできて森若さん？

さっきといい、なんだか森若さんと親しいイメージがついてしまった私はちょっぴり嫉妬中。

「あーいや、何でもないわ！！じゃーお疲れ様ー！」
と、出て行こうとする山田さん。

の後ろ姿がなかなか消えない。

扉を開けたり閉めたり...。

これはまさか...。

『えーーーーーっと！！これはつまり引き止めろってことですかね？！！』

山田「あたり！」

そしてとびっきりの笑顔。

めんどくさい！！！！けど、笑顔は120点！！！

山田「仕事、後どれくらいで終わる？この後暇だったら飲みいかね？」

まさかまさか山田さんから呑みのお誘いが！

もちろんですとも！！！！！

残った仕事？そんなもの関係ないね！

『5分ください！支度します！！！』

パソコンはすぐさま強制シャットダウン。

私は浮かれる足で更衣室までダッシュした。

『いぇーい！！！うっれしいな！！』