なうぇすと 楽屋 ページ41
アンコールも終わり楽屋に戻るメンバーたち。
"あー楽しかったー。"
Aもみんなに続いて楽屋へと戻る。
"あ、A！ちょっと来てもらってええ？"
そう言って楽屋の外から私を呼んだマネージャー。
"はい、すぐ行きます！"
そう言って楽屋からAが出て行った。
-楽屋内-
"...行ったか？"
"はよ用意しろ！！"
"電気消せ！！"
なにやら男7人が楽屋でこそこそ話している。
楽屋の外では
"じゃあ、そういうことで明日はお願いな！"
マネージャーが次の日のスケジュールをAに伝えていた。
"はい！分かりました！"
...全然大した内容やないなぁ
と不思議に思いつつ、楽屋に帰る私。
扉を開けると楽屋の電気が消えていて、メンバーたちの話し声もしなかった。
"あれ？みんなどこいったん？"
私は楽屋の電気を手探りで探した。
"わぁっ！！何？"
誰かの手が電気のスイッチの上にあって押せないようにされていた。
"え、みんなおるんやん！返事してーやー！"
扉の前で、押せない電気のスイッチと格闘しながら、真っ暗な楽屋に向かって話す。
"あはは！こっちやこっちー！！"
暗闇の奥から望の声がしてパチパチと手を叩いて呼ばれる。
"のんちゃん？どこにおるん？"
そう言って声のするほうへ歩きだすと、パタンと楽屋の扉が閉められて、部屋は真っ暗になった。
"わわわ！痛い！なんも見えへん！のんちゃんどこ！"
真っ暗な部屋に、私が机にぶつかる鈍い音がした。
パニックになる私をメンバーが笑ったと思ったら、ガチャと楽屋の扉が開いて
"ハッピバースデートゥーユー♪"
とろうそくの明かりがゆらゆら揺れるホールケーキを持ってマネージャーが現れた。
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作者名：まる | 作成日時：2019年1月19日 21時
