なうぇすと 楽屋 ページ42
"A!!!!誕生日おめでとー!!!!"
パンッ!パンッ!パンッ!とクラッカーの音がする。
ケーキのろうそくの光に照らされてやっとメンバー全員の顔が見えた。
"めっちゃ嬉しい!!!ありがとー!"
私は仕事が忙しくてすっかり自分の誕生日を忘れていたのでびっくりした。
"これ、あの有名なケーキ屋さんのや!!並ばんと買えへんやつちゃう?"
私はマネージャーの持つケーキを覗き込んだ。
"しかも、Aちゃんへってプレートもついとる!!"
"ろうそくもかわええ!これはみんなが頼んでくれたん?"
ケーキを目の前にして、興奮してしゃべり続ける私に
"早よ吹き消せや!!"
とメンバーたちが突っ込む。
私は急いで、ふー。とろうそくを吹き消すと部屋は一瞬真っ暗になった。
するとその瞬間、私の背中が何か柔らかい大きいものでふわっと包みこまれた。
"ん?なんか私の背中に当たってる!"
"なんかその言い方、卑猥!!"
"おい、誰か暗闇に紛れてセクハラしとるぞ!"
とメンバーたちがはしゃぐ中パチッと電気がついた。
私はすかさず後ろを振り返った。
すると嬉しそうな顔をして、私の背中を包むように大きいテディベアを持った望が居た。
"わ!のんちゃんだったのか!このめっちゃ大きいテディベアどしたん?!!
望が腕の中に抱えるテディベアは子供一人分くらいの大きさがあった。
"みんなからのプレゼント!はいどーぞ!"
望から手渡された抱えるくらい大きいテディベア。
"わー!嬉しい!!!こんなおっきいテディベア初めて見た!ほんまにもらってええの?"
"ええよー大切にしてなー?"
そう言ってテディベアの頭を優しくなでる望。
"くーまちゃん!"
そう言って重岡がにやにやしながら照史の頭を撫でる。
桐"おれはテディベアちゃうわ!!!"
重"は!そっくりやったからつい!!ごめんな照史!!"
そう言って私の抱えるテディベアに謝るしげ。
桐"いや、そっちがくまや!!確かに似とるけど!!"
一同爆笑
"みんなありがとめちゃめちゃ嬉しい誕生日プレゼントやった!!"
テディベアを抱きしめて嬉しそうなAを見つめるメンバーも嬉しそうに笑っていた。
なうぇすとend
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作者名:まる | 作成日時:2019年1月19日 21時