1.あかんすっきやねん【ＪＷ】 (ページ15)

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02. ページ15

目的地周辺です。運転お疲れ様でした。

と車のナビが喋った。

『いえいえ、ありがとうございました。』

重「いや！！それ俺に言うやつー！！」

『うそうそ！しげ運転ありがとう！』

小ボケをかまし車を降りる。

で、着いたのが

重「...ドッグカフェ？」

おしゃれな外観の一軒家にドッグカフェと書かれた看板がぶら下がっている。

『そう！！ドッグカフェ！！』

重「A...そんな犬好きやったんか？」

『基本的に動物が好きやねん！！けど、犬が一番すきやなぁ。』

重「かわええやん！意外と女子っぽいとこもあんねんな！」

『あはは！意外とってなんやねん！』

...かわええやんって。

そんな些細なひとことにもドキドキしてしまう。

入口を開けるとカランカランと音が鳴り、男性の店員さんがほほ笑んだ。

「いらっしゃいませ、ご予約の方ですか？」

眼鏡の奥で優しく微笑む男性はおしゃれな店内にぴったりだった。

『はい、１１時で予約した姫路です。』

「かしこまりました。姫路様ですねこちらへどうぞ。」

幸いにも案内された部屋にはお客さんは少なかった。

「ごゆっくりどうぞ。」

変わらずほほ笑む店員さん。

...まさか？いや、まさかね！

重「うわ！！見て！！！」

そう言ってヨボヨボのパグを抱くしげ。

『かわええな！おりこうさんやん！！』

パグと私を見比べて笑いだす。

重「こいつお前そっくりやん！！」

『嬉しないわ！！！むしろ、しげに似てるやん眉毛の感じとか！！』

あははと笑いながらしげの眉毛を指差す。

『え、ほんま！？！？こいつめっちゃアホ面やない？！』

こいつめ！！

さっきは私に似てるって言ったくせに！！

『それはこの子に失礼やわ！』

重「いや、俺にも失礼やん！！」

『あ、見て。』と言って向こうを指差すと。

重「あはは！！！めっちゃ小瀧やん！！」

かまってって顔でこっちを見つめるチワワ。

なーんか、

『この子達みんなメンバーに見えてきたんやけど...。』

メンバーと一緒に居すぎるせいかな！？！？！？