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"天使"な"男"に抗えない【つりめ】 ページ1
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みっくんとは幼馴染み。
昔からみっくんは天使だった。
みっくんも遊びたかったはずの
くまのぬいぐるみも譲ってくれたし、
ドッジボールのときは
いつも守ってくれたし、
私がいじめられてた時だって
別クラなのに助けに来てくれたし、
胸が大きくならない、なんて不健全な
相談をした時も真面目に答えてくれた。
でも、目の前の彼は天使じゃない。
「ねえ、Aわかってる?
俺だってね、男なんだよ?」
天使じゃ、ない…。
「みっくんは…っ、天使、だよ
いつでも、私の…。」
「天使?」
「そう…。天使。」
「そんなの、違う。
天使は女の子のこと押し倒したりなんかしないよ」
「じゃあ、」
「だから、
俺は、1人の男なの。」
ああ、知らなかった。
私が"天使"だと思っていたのは、
"男"だったなんて…。
「ねえ、A。
Aの中で俺が天使なら、さ。
今から天国に連れてってあげる。
すごく、すごく気持ちいいコト、しよ?」
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作成日時:2019年3月20日 22時