充電中 ページ13
相葉さんが帰って、またねーって手を振ってくれた
振り返すとにこって、それはもう世界が破滅しちゃいそうな笑顔で
思いっきり手を振ってくれた
バレるとかあの人は全く思ってないんだろう
まあ奇跡的に誰もいなかったらよかったと思った
「あ、私…もうそろそろ帰りますね」
和也「んー、そっか…明日は休みじゃないもんね？笑」
「はい、というか、長々といてしまって…」
これ以上迷惑はかけられないし、そそくさ去ろうと思った
和也「待って、」
「…、！」
ぐいって私の手を引っ張ったと思ったら
どすっ、って彼の胸に収まった
…どうしてこんなことになってるんだ！
待て、私…落ち着け、……無理！やっぱ無理！
「あ、あ、…あの……！」
和也「ふふ、充電中」
あの腕からは想像出来ない男の力
すり抜けようとしてもきっと無理だけど、
その前にすり抜けようって思えない
あの華奢な肩に自分の唇が触れてどきどきする
元カレにはこんなどきどきしなかったのが不思議
和也「どきどき、してるの？」
「し！、してませんっ！」
和也「…笑、白うさちゃんは素直じゃないね？笑」
「二宮さんよりは…素直です…」
そう言うとするっ、って腕が私から離れた
和也「ふふっ、白うさちゃん拾って正解」
「へ？」
和也「ねえもう帰るんでしょ？」
「は、はい…」
完全に彼のペース
でもそのうるうるした瞳で簡単に私は彼の言う通り
和也「携帯、貸して」
帰ろうと思ってたからバッグを持っていて、その中からひょい、と取り出した
「これ、です」
そう言うと彼は携帯を受け取って私のスマホをぽちぽちいじった
和也「連絡先、入れといた…和也で入れてあるから」
電話かけてみてとスマホを返されて和也の文字をタップした
ぶー、と彼のスマホが鳴った
和也「ん、ありがと、白うさちゃん」
和也って出るんだから苗字言っちゃダメだよ？って意地悪に笑う
「…、じゃあ、帰ります、ありがとうございました！」
和也「ふふっ、うん、またね？」
またね？って、また次もあるの？
やっぱりあの人はよくわからない
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Mii(プロフ) - サラさん» 初めまして。そう言っていただけると嬉しいです (2015年8月31日 23時) (
レス) id: becef9bc4b (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - Miiさん、初めまして。このお話すごく好きです！優しくて意地悪な二宮さんに、きゅんきゅんします。続き楽しみにしてます♪ (2015年8月31日 17時) (レス) id: d23062f07c (このIDを非表示/違反報告)
Mii(プロフ) - 彩香さん» ありがとうございます！嬉しいです涙、これからもよろしくお願いいたします (2015年8月29日 13時) (レス) id: becef9bc4b (このIDを非表示/違反報告)
彩香(プロフ) - 今回、初めて読ませて頂きました！すっごくこのストーリー私は大好きです！更新されるのを楽しみに待ってます！ (2015年8月29日 1時) (レス) id: 794eedbd38 (このIDを非表示/違反報告)
Mii(プロフ) - こなりさん» いつも温かいコメントありがとうございます、無理せずマイペースにやっていきますので、読む方も焦らず読んでいってください笑、これからもよろしくお願いいたします！ (2015年8月27日 1時) (レス) id: becef9bc4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mii
| 作成日時：2015年8月25日 0時
