彼女を作らない理由 *２* K.Hiromitsu

迎えに来て ページ1

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結局家つくまで電話切らせてくれなくて…

家ついたらあっけなく



宏光「こんな時間に外出歩くの禁止な。じゃ」



って言って電話切れた。



部屋に入って、1人、
考える。

私のこの、みっくんへの気持ちはコイとは違うのかな？


恋ってどんなだったっけ…。


藤ヶ谷くんに告白されたとき、ドキドキしてた。


藤ヶ谷くんのこと気になってるのかな。



A「あ、これ…」



バスケの試合のチケット。
来週だ。



…この日に返事しよう。


うん。私は藤ヶ谷くんと付き合って幸せになる。



…そう思いながらもどっかでまたフられたらみっくんに慰めてもらおうなんて思ってた、



私にとって、みっくんってなに？


そこからよくわかんなくなってきた。



その日はそのまま寝ちゃったんだ。



翌朝になって。

みっくんから

【新崎が退院した。明日から学校も来れるらしい】


って連絡きてた。



【そっか。よかった。みっくんは今日は学校どうするの？】



【今日は病院からこのまま行く。A、一人で行ける？行けなかったら迎えに行く】



迎えに行く、って
病院と学校近いのに…

わざわざうちまで来るの？



大丈夫だよ。

そう打つはずだったのに
できなかった、




【1人で行けない。迎えに来て】



【了解】



すぐに来た、了解に
すごい安心感…

藤ヶ谷くんが彼氏になったら…

こんなわがままな私のこと受け入れてくれるのかな…。








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