神憑きの鬼殺隊・終

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＊菜愛side





やっと立ち上がれる頃にはもう皆が地に這い蹲る。
どれだけ血を吐いても皆はすぐに立ち上がる。

無惨も疲弊してはいるが、所詮は人vs鬼。
未だ力の差は歴然として無惨の方が上だった。

それでもいい。最終的に殺せるならばそれでいい。
潰れても潰れても湧いて湧いて立ち上がる。
何度でも夜明けまで無惨の息の根を止めるまで。






伊之「肆ノ牙＿切細裂き!!!!」

善逸「神速・霹靂一閃」

カヲ「伍ノ型＿徒の芍薬」

玄弥「怪血＿疾風迅雷」

『龍虎・不倶戴天＿噛み斬り殺し』




伊之「参ノ牙＿喰い裂き」

善逸「漆ノ型＿火雷神」

カヲ「陸ノ型＿渦桃」

玄弥「怪血＿七転八倒」

『百鬼夜行・鵺の行進＿報復ノ江雪・小夜時雨』







浅くてもいい。
どれだけ薄い攻撃でも辞めることはできない。
攻撃が途絶えた瞬間に無惨を取り逃がすことになる。






善逸「伊之助ーー!!」／『おっと』






グシャリ、と肉の抉れる音がする。
右の脇腹当たりを抉られた。

まぁいい。おかげで伊之助は無事だ。
手負いの私よりも五体満足の伊之助の方が戦力。






伊之「お前((＿ 『攻撃の手を止めるな』

伊之「ｯｯ…陸ノ牙＿乱杭咬み」

炭治「輝輝恩光」

『炎炎ノ花火＿山笑い・数珠蓮華』





先程の雷のような衝撃波はもう出せないのか。
それとも連続して出せる代物ではないのか。
いずれにせよ、更に触手の攻撃は弱まってる。
このまま夜明けまで持ちこたえるのが最適解だろ。





炭治「日暈の龍・頭舞い」


『蛍火ノ照らす道・地獄道＿風流乱狂ノ桜』


炭治「灼骨炎陽＿烈日紅鏡＿火車」


『開眼・三千世界＿断頭・赫頸血染』


炭治「炎舞＿碧羅の天＿幻日虹」


『鴉の告別・大獄＿恋紫・沙羅双樹ノ寵愛』


炭治「斜陽転身＿日暈の…」


『亀甲籠目・贄の幸籠＿恋雫・銀湾ノ月皇』







日と命のコントラストは綺麗とは言いがたかった。
私の目の前は赤一色でほとんど見えない。

ただ目の前で何が起きているかもわからずに、
我武者羅に攻撃を相殺しながら刃を振るった。

身体は宗近の神力を貰ったが為に快調だ。
炭治郎が立ち止まってしまっても私は舞い続ける。







『命の呼吸・龍虎・不倶戴天＿噛み斬り殺し』


善逸「神速・霹靂一閃」/玄弥「怪血・威風堂々」


伊之「狂い裂き」/炭治「炎舞」/カヲ「御影梅」






夜明けが来るまで何度だって禊を打ち込んでやるさ。
ここでお前を殺すまで私たちは絶対に死なない!!!!!!

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