38口目 ページ39
「あ、太刀川さん
ちょーっとAちゃんのことで相談が…」
「おう、いーぞ」
2人はコーヒーを飲みながら何やら話している
私のことなんだろうけど、聞くだけ無駄なことは知っている。
「…………ん?
あれは……忍田さん」
こんばんは、と挨拶に向かうと
忍田さんは笑顔で返してくれた。
えらい違いだ。うちの太刀川さんとは。
「慶が迷惑をかけてはいないか?」
「全然、大丈夫ですよ。
この前も相談に乗ってくれたり、ご飯をご馳走してくれたり」
「そうか。
なら、よかったよ」
忍田さんにはよく、太刀川さんの報告をする
この人は太刀川さんのことをよく知っている人だから、話しやすくて助かる
「…慶と住むのは、嫌じゃないか?」
「えっ?」
突然の質問に驚いて、忍田さんの方へ振りむく
「あ、いや、違うんだ!
君も年頃の女の子だ。20歳の異性と同居、というのも、暮らし辛いところがあるんじゃないか、と沢村くんに言われてね…」
「あ、そ、そういうことでしたか…
太刀川さんには、とてもよくしてもらっていますし、私も今の生活には何ら不満を抱いていません。
あ、でも…太刀川さんが嫌だ、とおっしゃるなら、私は……」
「…なら、いいんだ。
それに慶も、赤城くんとの生活を気に入っているようでね。
会うと君の話ばかりしてくるよ。
まるで保護者のようにね」
保護者、という言葉を聞いて、
嫌なわけがなかった。
けれど、何か違和感を感じて。
その言葉を聞き固まった私に、
忍田さんは何を勘違いしたのか、焦りだした
「いや、すまない、その…保護者、というのはだな…」
「忍田さん」
「あ、あぁ…?」
「私、太刀川さんのこと、本当のお兄さんみたいだなぁって、思ってるんです」
「?」
「異常なほどに過保護な兄なんですよ、あの人も!」
「!
…そうか」
忍田さんは、優しく微笑んだ。
私もつられて、頬が緩む。
ねぇ、兄さん。
私、もう一人兄さんができたんだよ。
兄さんの、よく知ってる人。
兄さんは驚くかな、喜んでくれるかな
だって兄さん、太刀川さんと仲良かったもんね
「私の兄、そっくりです、太刀川さん」
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しろうさ林檎(プロフ) - おむらーすさん» 宇佐美が言ってた気がします。応援してます(o^^o) (2015年9月25日 23時) (
レス) id: dd5e22c833 (このIDを非表示/違反報告)
しろうさ林檎(プロフ) - おむらーすさん» アニメでは5年くらい前に〜って言ってたと思うんですけど……（ーー；）とりあえず、頑張って下さい！ (2015年9月25日 22時) (レス) id: dd5e22c833 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - 小南ちゃんと宇佐美ちゃんの口調がわからないならアニメや原作を読んでみたらどうですか？ (2015年9月25日 21時) (レス) id: 855cb65475 (このIDを非表示/違反報告)
先導双葉(プロフ) - 今ごろですがこれ夢主ちゃんとかがいる時点で原作とちょっと違うから別にちょっとくらい違ってもいいのでは？ (2015年9月24日 1時) (レス) id: c4675d711c (このIDを非表示/違反報告)
しろうさ林檎(プロフ) - おむらーすさん» 原作やアニメのブラックトリガー争奪戦で迅さんと太刀川さんのくだりがあったと思うんです。その時に5年くらい前〜みたいなくだりがあったと思います。なので多分旧ボーダーの時からいたと思います。 (2015年9月24日 1時) (レス) id: dd5e22c833 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむらーす
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mucho
作成日時：2015年9月6日 18時
