107話 遊びに行く ページ11
「…で、千切は他に誰か誘ったの?」
東京渋谷にて。潔、蜂楽、千切はカフェに入ってテーブルを囲んでいた。
「A。そろそろ来るんじゃね?」
「あ、千切が一番最初に誘ってたんだ」
実は潔や蜂楽もAに連絡を取っていた。まぁ本人は『他の人に誘われてるから一緒に遊ぶ?』と返信していたのだが。
『千切くん』
「あ、A…」
『ごめん、待たせた?』
目立つ髪色を見つけて近づく。千切くんの他に潔くんや蜂楽くんもいる。2人は目を見張り、蜂楽くんはパッと笑顔を見せた。
「…」
『…?どうしたの?』
「一瞬誰か分かんなかった…」
「何か意外だな、服装…」
『えっ、へ、変かな?』
「かっこいい!眼鏡も似合ってる!」
伊達だけどね。今日の服装はタートルネックにジャケット、それにズボン。くせっ毛の髪もストレートアイロンでまっすぐにしてきた。
地味に抑えたつもり…いや、私自身地味だけど、うん。
「何かもっとスカートとかふわっとした感じの服装かと思ってた。それも十分かっこいいけど」
「ゴッテゴテの指輪いいね!」
「(ピアスもいつにも増して派手なのつけてんな…かっけー)」
『あはは…ありがとう』
席に座り、何か飲み物でも頼もうかとメニューを見る。コーヒーにしようかな…
『そう言えば、他の人は誰か誘ったの?』
「一応凪は来る予定だけど…あ、連絡きてる」
皆でスマホを見てみる。そこには一言、
「“いま起きた”」
「アイツ…」
『(この謎のスタンプ可愛い…凪くんみたい)』
「で、何して遊ぶ?」
「何でもいい!予定無ーし!」
「脱獄フリーダム!Aちゃんは?」
『んー、私も特に…カラオケとか?』
猫カフェは行く予定だけど、アレルギーとかも分からないから当日切り出すのはよくないかなー、まぁ休みは2週間あるしゆっくり考えればいいか。
…ん?
「?どした?」
『あれって…』
「あー!」
「アイツらじゃん!」
道を挟んだ向こう側のカフェ。見慣れた6人の影がある。蜂楽くんもそれが誰か分かったようで、すぐに近づいて行った。
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苺子(プロフ) - AYさん» コメントありがとうございます!夢主ちゃんストレスばかりですが、日々頑張って働いてます…((キャラの心情の変化を心がけて書いているので、そう言ってもらえるととっても嬉しいです(о´∀`о)更新頑張ります! (5月10日 19時) (レス) id: b537714951 (このIDを非表示/違反報告)
AY(プロフ) - 夢主ちゃんの胃に穴が開きそう… 沢山休んで欲しい😭 あとだんだんと逆ハーになってて読むのがとても楽しいです!!更新頑張ってください! (2023年5月6日 14時) (レス) @page50 id: faf5f904a1 (このIDを非表示/違反報告)
苺子(プロフ) - ひかりさん» コメントありがとうございます!あなた様の小説拝見した事があります…!そんな人からコメントを頂けて嬉しいです🥰これからも応援よろしくお願いします…! (2023年3月17日 20時) (レス) id: b537714951 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - これは玲王様静かにブチ切れ案件っすね……☺️御曹司様はお強いですね…… (2023年3月16日 20時) (レス) @page47 id: 4a8f05344b (このIDを非表示/違反報告)
苺子(プロフ) - 乃愛さん» コメントありがとうございます!可愛らしいイラストですよね!作者も気に入ってます(*´꒳`*) (2023年3月14日 11時) (レス) id: b537714951 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:苺子 | 作成日時:2023年2月3日 17時