11話 一次選考 ページ12
「遅いぞAちゃん」
『す、すみません遅れました』
慌ててモニター室に入る。ちなみに帝襟さんはこの場にいなく、どうやら今回の件で会見を開いているようだ。
「これから一次
『は、はい』
ポキポキと指を鳴らす。よし集中集中、内容を把握しないと。
絵心さんがこちらの様子を見て大丈夫だと判断したのか、モニターを接続する。最初に継なげたのはチームZの部屋。
「やあやあお疲れ。才能の原石共よ」
絵心さんは手始めにブルーロックの解説をする。
ここはBからZの部屋と棟に分かれていると説明するが…うーん、それもなぁ…
『(…いやまだ“隠して”た方がいいのか。彼らのやる気にもつながる…はず)』
まぁ色々と考えているはずだ絵心さんのことだから。
「それではこれより“
一次選考は55名、全5チームによる総当たりリーグ戦。
「さぁ、戦う準備は出来てるか?」
_____
「試合1時間前ですが体調不良の方はいませんか?」
チームZのロッカールーム。
一人一人の選手の状態を確認する。今のところ体調不良を訴えてる人はいないと。大丈夫そ、
「き、緊張で吐きそう…」
『大丈夫ですよー深呼吸して下さい』
ごめん、大丈夫じゃなかったね。イガグリくんの背中を優しくさする。
「悪い荊尾。テーピングとか頼めるか」
『あ、はい大丈夫です。皆さんはどうぞ気にせず作戦を立てて下さい』
オレンジの髪の選手に近づく。事前に資料を読んで確認したので、その時の記憶をよび起こす。
『國神さんですよね。足首でいいですか?』
「おう。つーか國神でいい。左足で頼む」
『了解です。
(身長は188…ぐらいか。足のサイズは28?サッカーしやすそうだな。筋肉も鍛えてるっぽいしまさに強靭なフィジカル…)』
椅子に座った彼の足を伸ばしテーピングをする。
「…やっぱ手際いいな」
『え、そう?あはは、ありがとう。そう言ってくれると嬉しい…』
さっきチームXの部屋に行ったらひたすら睨まらてたからな…何なら無視されてたと思うし…優しさが身に染みる…
『(…あー、でも1人だけオーラの違う人がいたな…背番号10番だったっけ)』
テーピングをしながらそんな事を思い出した。
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苺子(プロフ) - ぺんぺんさん» コメントありがとうございます!読んで頂き嬉しい限りです(*´꒳`*)これからもよろしくお願いします! (2023年3月18日 23時) (レス) id: b537714951 (このIDを非表示/違反報告)
ぺんぺん(プロフ) - 最初からとっても面白いので、ついつい熱中して呼んでしまっています・・・。これからも頑張ってください!! (2023年3月17日 20時) (レス) @page28 id: 0923c869aa (このIDを非表示/違反報告)
苺子(プロフ) - ユイさん» コメントありがとうございます!今あなた様に出会えたことに感謝です((更新頑張ります!(*'▽'*) (2023年3月15日 22時) (レス) id: b537714951 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ - 初コメ失礼します!もっと早く見つければ良かったです。好きです!応援してます (2023年3月14日 13時) (レス) id: 0e75ff5f17 (このIDを非表示/違反報告)
苺子(プロフ) - アレンさん» コメントありがとうございます!雪宮くんに振り回される夢主です((これからもよろしくお願いします…! (2023年2月4日 11時) (レス) id: b537714951 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:苺子 | 作成日時:2022年11月29日 16時