�� ページ10
『まぁ、護身用的な？』
沖「...危ねぇだろィ」
『武器は前から持ってたけどね』
気のせいだろうか
最近、また彼の過保護が増してきた気がする
沖「護身用もいらねぇだろィ。俺が守ってやらァ」
『もしそーちゃんがいない時に変な人に襲われたらどうするの？』
沖「...俺から離れなければいい話だろィ。ずっと隣にいろィ」
『...何それ、プロポーズ？』
沖「...ああ」
じっと私を見つめる目は真剣そのもので
その瞳に胸が高鳴り、見つめることが出来ずに思わず目を逸らす
『...そういう冗談はいいから。それに、ずっと小刀持ってたから無いと違和感...』
沖「...冗談じゃ、ねぇ」
『...？そーちゃん、どうし....』
いきなり足を止める彼を不思議に思い、私も足を止めて後ろを振り向く
沖「俺ァ本気でィ、A」
真っ直ぐ私を見つめ、彼らしくない真剣な口調
そして、微妙に震えた声と不安そうな瞳
(...ああ)
こんな顔見せられたら、断れないじゃんか
『うん、わかった』
前世の頃から夢見ていた憧れのプロポーズはムードもない夕方前の少しだけ静かな...でも、まだガヤガヤとした時間帯の街中
それでも私たちらしくていいのかもしれない
こんなにも幸せなのだから
『でも、万事屋は続けさせて....っうわ』
彼からのプロポーズを承諾した瞬間、目の前がいきなり真っ暗になった
誰かに抱きしめられている感覚から、彼が原因だとすぐに理解する
『...そーちゃん、苦しい...』
彼の胸板を無理やり押して、とりあえず呼吸を確保する
『え、なに...って痛い痛い痛い！何するの！？』
彼から離れると、じっと私を見つめる瞳と目が合う
不思議に思った瞬間、いきなり頬をつねられ生理的な涙が目に溜まる
沖「夢かどうか確認してるんでィ」
『そんなの自分で...』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 497人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チョコ - eye❤️‍🔥さん» eyeさん、嬉しいコメントありがとうございます😭今週の日曜日からまた始めるつもりなので、楽しみにしてくださると嬉しいです！応援ありがとうございます🙇♀️ (1月4日 1時) (
レス) id: bfcb0a062c (このIDを非表示/違反報告)
eye❤️🔥 - チョコさん» 本当にめちゃくちゃ好きな作品なので、ゆっくりで全然構わないので続きが見たいです……！！ご迷惑でなければ、更新頑張ってください！！いつも神作品ありがとうございます！！！🙇 (12月27日 13時) (レス) @page37 id: f7f5f582e8 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - レーニャンさん» 別の方へのコメントだったんですね！！バグが起きちゃったんですかね？？それにしても、わざわざ訂正して頂けるなんてありがとうございます！頑張ります！ (8月13日 1時) (レス) id: d5e6f8a11f (このIDを非表示/違反報告)
レーニャン(プロフ) - なぜか別作品にしたはずのコメントがここまで!?まぁ、この小説好きなので、ちゃんとしたコメントがしたかったのですが、これからも更新頑張ってください！(文脈が弁財天白竜王権現) (8月7日 9時) (レス) id: b30d9de8f4 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - レーニャンさん» コメントありがとうございます！！ (8月6日 16時) (レス) id: c5c24f9f2b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：チョコ | 作成日時：2023年7月16日 23時
