129話【バラガキからの手紙】�� ページ21
沖田side
土「なんだよ。てめぇが面会に来るなんて気持ちわりぃな」
包帯を巻いて、病衣を着ている土方さんに近づく
寝っ転がりながら頭の後ろで手を組み、難しそうな顔をしていた奴は俺に気づいて上半身だけ起き上がった
沖「なに言ってるんですかィ。俺だって上司の心配くらいしやすよ」
土「何が上司だ。そんなこと微塵も思ってねぇだろ」
オーバーテーブルの上には"バラガキ様へ"と書いてある封筒と真っ白な紙が置いてあった
恐らく何かを書こうとして苦戦していたのだろう
土「...で？お前がここに来たってことは何か用があるんだろ？」
"早く要件を言え"
そう目で訴えてくる土方さんに向かって、俺は誇らしげに答える
沖「...俺ァAと結婚することにしやした」
土「........あ？」
俺の言葉に土方さんは目を釣りあげ、病室一体の空気を変えるようにどす黒いオーラを出す
思っていた反応以上の物を感じ、思わず顔がにやける
沖「大人気ねぇや、土方さん。大事な妹が嫁に行くからって...」
土「そうじゃねぇ」
沖「そうじゃねぇって。...あんたどう見ても嫉妬してるようにしか......」
はぁ、と俺の言葉に被さるようにため息を漏らし、真剣な瞳で俺を見つめた
土「てめぇ、お金どんくらいかかるか知ってんのか」
沖「...あ？お金？」
意味が分からないと頭を傾げる俺に、土方さんは話を続けた
土「...同居する家、結婚式。...そして、子育てにかかるお金」
やっと土方さんの言いたいことが理解出来た
とはいえ...
沖「そんなのどうにかならァ。しかも、今は有り余って...」
土「つい最近までてめぇの姉貴にお金を仕送り、今は俺への嫌がらせのためにお金使ってる野郎がどこに金があるんだよ」
...たしかに、姉上の為に送っていたお金は今は土方の嫌がらせのために使っている
だからとはいえお金が無い訳では無い
...まぁ、ある訳でもないが
土「Aはどう見ても金があるとは見えねぇ。てめぇが全て出すことになるんだぞ」
黙り込んだ俺に土方さんはまぁ、と頭を掻きながら口を開いた
土「てめぇみてぇに人をそんなに愛せるってのはそうそうできた事じゃねぇ。大層な事だ」
でもな、と釘を刺すように言い放つ
土「前にも言ったはずだ。あいつは好きな女である前に俺の大切な妹だ」
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チョコ - eye❤️‍🔥さん» eyeさん、嬉しいコメントありがとうございます😭今週の日曜日からまた始めるつもりなので、楽しみにしてくださると嬉しいです！応援ありがとうございます🙇♀️ (1月4日 1時) (
レス) id: bfcb0a062c (このIDを非表示/違反報告)
eye❤️🔥 - チョコさん» 本当にめちゃくちゃ好きな作品なので、ゆっくりで全然構わないので続きが見たいです……！！ご迷惑でなければ、更新頑張ってください！！いつも神作品ありがとうございます！！！🙇 (12月27日 13時) (レス) @page37 id: f7f5f582e8 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - レーニャンさん» 別の方へのコメントだったんですね！！バグが起きちゃったんですかね？？それにしても、わざわざ訂正して頂けるなんてありがとうございます！頑張ります！ (8月13日 1時) (レス) id: d5e6f8a11f (このIDを非表示/違反報告)
レーニャン(プロフ) - なぜか別作品にしたはずのコメントがここまで!?まぁ、この小説好きなので、ちゃんとしたコメントがしたかったのですが、これからも更新頑張ってください！(文脈が弁財天白竜王権現) (8月7日 9時) (レス) id: b30d9de8f4 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - レーニャンさん» コメントありがとうございます！！ (8月6日 16時) (レス) id: c5c24f9f2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ | 作成日時：2023年7月16日 23時
