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犬「くっ、あはははは!! 」
要「陸奥君まだ寝ていた方が良いんじゃない？視力回復して無いみたいだし。」
要の発言に、放心状態の陸奥がハッと顔を上げる。
陸「そんな！ 僕には可愛い可愛い要ちゃんが鮮明に見えてるよ！ 」
要「やっぱり寝ておいたほうが良いみたいだね。
自分から寝るのと強制的に意識失わされるのと、どっちがいい？ 」
『いいから、要。それに陸奥は下敷きになってくれた、だから私は無傷で済んだし。』
これじゃあ要がまた陸奥君を気絶させかけない、と私は口を挟む。
すると要は私から離れ、陸奥のベッドの前で仁王立ち。
――あちゃー、また手出すぞ、これ。
痛々しい風景を直に見たくないと、私は横目で彼らを見る――と、
要「よくやった陸奥君!! 」
陸「やったぁ！ 要ちゃんに褒められちゃった！ 」
周囲に花を撒き散らして喜ぶ陸奥を横目に要がこちらのベッドに腰掛ける。
要「女の子に怪我負わせたらただじゃ置かないからね。
……って、陸奥君聞いてないし。」
カラカラ、と静かに保健室の扉を開けて入ってきた保険医――喜多川蓮先生。
陸奥君は蓮先生が入ってきた途端、要の褒められた喜びを伝えてはしゃいでいた。
犬「でも、最近ズボン穿いた女子生徒って見かけないよな〜。」
『波尾先生が女子はスカート、って厳しいからなぁ。
私は校門に居る先生達が居なくなってから学校に来るから特に言われたことはないけど。』
ズボンを軽く引っ張って二人に説明すると、蓮先生がこちらに歩み寄ってきた。
蓮「お、A起きたか。体調は？ 」
『……要と陸奥の言い争いで耳が痛いです。』
蓮「やっぱり、廊下まで響いてたぞ。保健室では静かに、な？ 二人とも。」
陸「はーい！ あ、先生ー、冷蔵庫のプリン食べて良い〜？ 」
蓮「おー、食え食え。」
要「陸奥君僕の分は〜!? 」
陸「あるよー、おいで〜！ 」
要が冷蔵庫の前にしゃがむ陸奥の方へと向かう。
それと入れ違うように、蓮先生がマグカップを持って来た。
湯気の立つマグカップ、中身はコーヒー。
コーヒーの香りが、私の鼻を掠めた。
『良いんですか？ 』
蓮「俺女の子には優しいから。」
マグカップを受け取ると、ふぅ、と息を吹きかけて少し冷まして、口に含む。
コーヒー独特の苦味が口に広がったが、嫌いじゃない苦味。
『――美味しい。』
蓮「そりゃ良かった。それ飲んだら帰れよ、もう遅いからなー。」
去り際に手を振りながら、蓮先生は保健室を後にした。
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リル(プロフ) - うああっ！久々の戦闘シーン！夢主ちゃんかっこいい〜。 (2018年6月18日 19時) (
レス) id: 2e93d67cbd (このIDを非表示/違反報告)
ミッシェル(プロフ) - あかりさん» ありがとうございます〜〜！めちゃめちゃ嬉しいです！もっと可愛くかっこよく魔法少年キラキラさせないとですね！頑張ります！ (2018年3月30日 14時) (レス) id: a50b082e12 (このIDを非表示/違反報告)
あかり - いや、そーいう意味じゃなくて、要ちゃんが可愛いすぎてヤバいんです！ミッシェルさんの要ちゃんも、可愛いくて、かっこよくてヤバい！ (2018年3月30日 13時) (レス) id: 2e93d67cbd (このIDを非表示/違反報告)
ミッシェル(プロフ) - あかりさん» コメントありがとうございます〜！私も書いてて性格が迷子になりつつあってヤバいと思ってます(( ちょこちょこ更新しますのでその際はまた見ていただけると嬉しいです！ (2018年3月27日 17時) (レス) id: a50b082e12 (このIDを非表示/違反報告)
あかり - 要ちゃんヤバいなぁ……。更新頑張ってください！ (2018年3月27日 16時) (レス) id: 2e93d67cbd (このIDを非表示/違反報告)
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