私の彼氏はグラジオくん【ポケモン】 (ページ4)

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たまごページ4

ハ「とーちゃーく！」

『とーちゃーく！』

グラジオくんの腕を掴んだまま私達は預け屋さんに着いた

グラジオくんはもうグッタリしてるっぽい

グ「もういいだろ…腕離せ」

『えー…どうする？ハウ？』

とりあえずハウに聞いてみる

ハ「入ろー！！」

2人「無視！！？」

ハウは私達の声に気付かず、グラジオくんの腕を掴んだまま中に飛び込んでいった

私はとっさにグラジオくんの腕を放した

どんがらがっしゃーんっていう音がして覗いてみると

中ではハウとグラジオくんが倒れていた

『えーっと…大丈夫…？』

おそるおそる聞いてみると

グ「大丈夫なわけあるか…」

疲れ果てたグラジオくんと

ハ「大丈夫！！」

対照的に元気すぎるハウ

…うん、2人とも大丈夫そうだね

グ「大体、こんなことしたら中にいるポケモン達が怖がるだろう」

ハ「確かにー！」

『災難だったね…！』

私はポンッと手をグラジオくんの肩に置いた

グ「あとで覚えとけ」

グラジオくんに睨まれて目を逸らす私と笑顔のハウ

ハウはいつでも笑顔だなぁ

「あれ？お客さん？いらっしゃい！」

と、奥から出てきた女の人が話し掛けてきた

ハ「こんにちわ～！」

『こんにちは！』

挨拶をした私達に続いてグラジオくんもペコッと頭を下げた

「あ、そうそう！今ちょうどたまごがあるの！良かったら育ててくれない？」

３人「えっ？」

いきなりの預け屋さんの提案に驚く私達

たまごってポケモンのたまごだよね？

グ「それ以外になんのたまごがあるんだ」

ハ「A思いっ切り声に出してたよー」

『えっ』

どうりでグラジオくんが反応するわけだ

心の中を読まれたのかと思ったよ…ビックリしたぁ

「それで、どう？たまご、育ててみない？」