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誕生日はキリストの誕生日というなんとも髪に選ばれたような日なのだが、彼女自身は神様なんてものは1ミリも信仰していない。神様がいるなんて言っている馬鹿を見ると虫唾が走る。そんなものいるはずないのに、どうしてそんな泡のようなすぐ消えてしまう幻想に縋りたがるのかが到底理解できない。神を狂的に信仰している生徒は本当に馬鹿だと思っているしなにより嫌い。関わりたくないと思っている。反対に、自分と同じように神様を信じておらず、信仰をしていない生徒の方が彼女的には信頼できる対象となる。元々そんなに人を信用しない上、仲良くなろうともしないので、仲良くならない限りは結局は信頼していないのだが。
現在の彼女はかなり神を忌み嫌いっているが、昔は神を深く信仰しており、毎日懸命に祈りを捧げていたそうだが…?
彼女が学園内で怖がられているのは、彼女の授業態度の悪さ、得意魔法を含めのこと。1年生の頃、同じ寮の人物と揉めたことがあったらしいのだが、その際に得意魔法で部屋にあったものをどんどん毒にして操っていたという。その場では先生が来て喧嘩を辞めさせたが、その後、彼女が人に毒を向けて殺そうとしていたなどと噂が広まり、彼女は普通の生徒には怖がられるようになった。それでもなんとも思わず絡んでくる人もいるが比較的少数。本人が授業をサボるようになり、図書室に入り浸るようになったのもこの頃から。
過去に何度か聖ラム審問会にかけられている。かけられても反省しているのか分からない態度をしている。ただ、聖ラム審問会にかけられるのは大嫌いらしく、本人も嫌がっている。呼ばれればもちろん行くしかないので、嫌々行く。聖ラム審問会に特別多く呼ばれない訳は、彼女が基本的に大人しいから。聞かれれば無信仰だと答えるが、聞かれない限りは主張しない。その上、周りの人との交流も比較的少ない。そのため彼女が神を冒涜するような行為をまだあまりしていないとみなされているため、あまり呼ばれていない。オラクルがそのうち黒く濁ってしまいそうな生活態度だが、本人は濁ったら濁ったでアンサンセに行くつもりなので、特に気にしていない。彼女がアンサンセに堕ちるのも時間の問題かもしれない。
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