【プロセカ】私の友達。【東雲絵名】 (ページ2)

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第1話ページ2

絵名Side

「なんでこんな時に限って彰人がいないのよ。」

私は東雲絵名。彰人に用があり早めに高校にやってきた…のだけれど。

今日に限って彰人がいない。
授業も終わってる時間だし、会えると思っていたのに。
ここまで探してもいないのならきっともう帰っているのだろう。

「…期間限定チーズケーキ…。帰りに買ってきて貰おうと思ったのにな。最悪。」

そう呟き、下を見ながら廊下を歩く。

こんなことならもっと遅く来ればよかった。

そう思いながら進むとドンッと体に衝撃が走った。
誰かとぶつかってしまったようだ。

私はぶつかってしまった子の方をみる。
ぶつかったのは女子生徒だった。

「ごめんね、怪我はない？」

？？？『…あ…怪我はないです。えっと、すみません！前を見ていな…っ！？』

目の前の女の子は私の方を向いた瞬間、驚いた顔をして固まってしまう。

もしかして私、気づかないうちに何かしちゃったかな。

「…ねぇ、どうしたの？もしかして私…」

？？？『カ、カワイイ…！！』

「カ、カワイイ！？」

女の子は私の方をキラキラした目で見ていた。